特別でありたいという病
私は必要とされないことをことさらやりたいとは思わない。そして、必要とされることで必要とされたくはない。それは、それが必要とされることであるにもかかわらず、特定の人物によってしか成し得ないことであるならば、その世界には終わりしか待ち受けていないからである。
しかし、この世界は特別な人になることを望む人で溢れかえっている。それは、この世界のルールが根本的に間違っているからに他ならない。
小人が利に喩るのは確かだが、ことさらそういうものとして扱うと却って大衆化が促進するらしい。そうまでして彼等を動かす必要があったのだろうか。
先行きが不安で仕方がない。