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車の運転、好きです? ー私の強迫性障害1ー

どーも、河合です。

免許取りたての頃は、『どこにドライブに行こうか?』と全く知らない場所や土地によく意味もなくドライブに出かけたりしたものです。
でも、今は違います。今はー


『……えっ、なんでそんな危険で無謀なことできんだよ……命いくらあっても足りない。』


 きっかけは…ヒヤリ?

私は2017年頃まで、通勤でもプライベートでも普通に運転していました。元より、電車もバスも1時間に片道1本の田舎なので極貧だろうと車の所持は必須でした。『若者の車離れ』は起きたくても起きない世界です。

そんな時、とある夜の事。兄が帰省でその迎えに最寄り駅まで走っていました。最寄りと言っても車で20分なのでもうこの時点でどれくらい不便か明白ですが。

その駅のロータリーに入る直前、信号の無い交差点が。夜中で駅も灯りが無く該当も少なく車のライトを当てなければ歩道が見えない位です。

私は特に深い意味も考えず交差点を曲がろうとしていました。
その瞬間、ライトに一気に白いシルエットが浮かび上がる男性が。

ー危ない、そう思いブレーキに足をかける。
駅の交差点も相まって徐行スピードであったため、すぐに減速し止まり歩行者の男性もこちらを見て何事もなく渡り去っていきました。
『ふぅ…危なっ』
男性が去っていくのを確認し、ロータリーへ。そにまま兄を迎え帰路に着きました。

その夜は何も無く床につきましたが、翌朝妙な違和感を感じていました。
『……あれ、昨日の男性どうだっけ……?』
違和感を抱いたまま、私は仕事場に向かいました。


『オカシイ』ことに気づいてるのに

その後数日達何事も無く過ごして仕事の終わり、職場の鍵を閉めようとしてました。ガスや電気を止め、各窓や扉も鍵を閉めていく。残りは外の扉を閉めるだけ。
鍵穴に刺して180度。そのまま抜いてドアノブを捻る。

ガチャガチャ。

よし、閉まってる。

……

……、……ん?閉まってる?

『普通の人』なら、上の記述まで行かず鍵を回した段階で去るでしょう。用心な方ならドアノブを捻るでしょう。

でも、『確認恐怖』に狩られてる人はそうはいかないでしょう。
『閉めたけど、本当に閉めたのか?自分に見間違い聞き間違いじゃないか?』
そう、思うんです。その為何度も鍵を開け閉めを繰り返し、ドアノブを捻りまくり、酷くなればその場から動けなくなります。

私もその1人でした。最悪だった時は閉めるのに1時間、帰ってはまた戻って確認。一旦近くのコンビニで落ち着き直してまた戻るの繰り返し。一体何をしているのか。防犯カメラにも映ってるだろうし、近所から苦情が出そうなものです。(出てはいませんが)
私の『強迫性障害』はここから始まり。車の運転による『加害恐怖』にシフトしていくことになります。


河合ゆき

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