『The Last of Us Part II Remastered』クリアしました
壮絶な物語でした。
こんにちは。
どうも、けこぜろです。
1月末にコロナになり、自室での隔離生活が終わった直後から『The Last of Us Part II Remastered』を始めました。
『The Last of Us』はちょうど1年前に1作目をクリアしていますし、ドラマ版も吹替で第1話だけ視聴しました。
『The Last of Us』は感染者とかが怖くて中々進められなかったタイトルですが、ゲームとして楽しめるようになったら一気にハマってしまいました。
正直なところ、今となってはその怖さは克服してしまいました。
1作目の時点で噂に違えぬ名作でしたので、胸に残るものがありました。
勢いに乗って追加ストーリーをクリアした後、セールで安かったこともあり、続編である『The Last of Us Part II』のPS4版を購入しました。
1作目のプラチナトロフィーを取ったらやろうと思いつつ積んでしまったのですが、気づけば2作目のPS5へのリマスター版が登場してしまいました。
結果的にPS4版は触れることがないままでしたが、PS5版の購入の際に割引となったので結果オーライでしたね。
そんな『The Last of Us Part II Remastered』ですが、空き時間に少しずつプレイをして昨日クリアすることができました。
物語に一区切りがついて終わると思ったら続いたり、衝撃的なボス戦があったりと予想外の展開が続きましたが、無事クリアしました。
ということで、今回は『The Last of Us Part II Remastered』をクリアしたのでその感想をまとめようと思います。
ゲームの中盤以降の展開にも触れたいと思うので、ネタバレを含む内容となりますのでご注意を。
壮絶すぎた「復讐の連鎖」
今作『The Last of Us Part II』の物語のテーマは「復讐の連鎖」でした。
前作ラストでジョエルはエリーの命を助けるため、反乱組織ファイアフライの医師やリーダーを殺害しました。
『The Last of Us Part II』は前作から5年後の物語となりますが、物語の冒頭で謎の女兵士アビーによってジョエルは殺されてしまいます。
父親同然のジョエルを失ったエリーは復讐を遂げるべく、ジョエルを殺害したグループがいると思われるシアトルに向かいます。
シアトルでは3日間が描かれますが、平和だった回想を挟みつつ、現在では次々と復讐のターゲットたち殺害していくのが中々に重かったです。
さらに衝撃的なことに、その直後に操作キャラクターが復讐のメインターゲットであったアビーに切り替わるのです。
アビーはジョエルによって殺害された医師の娘で、エリー同様にシアトルでの3日間が描かれました。
ここではかつて復讐に囚われたアビーの心情の変化が丁寧に描かれており、エリーにとっては復讐の対象だったアビーにも大切な人がいて、しっかりと感情移入できるキャラクターであることがプレイを通して理解できました。
それと同時に、プレイヤー目線ではアビーのかつての仲間たちは並行してエリーによって殺害されてもいたのもヘビーでした。
シアトルでの3日間を経て、大切な人たちを喪ったアビーはエリーを襲撃しますが、苦渋の決断の末見逃すことを選択したのです。
アビー編のラスボスがエリーだったのも衝撃でしたが、見逃すことを選ぶのもまた印象的でしたね。
月日は流れ、アビーから見逃されたエリーは幸せな家庭を築いたものの、抜け出せないトラウマから目撃情報を元に全てを終わらせることを決意します。
サンタバーバラに向かったエリーでしたが、武装グループのラトラーズに囚われたアビーを発見し、海岸で最後の戦いが始まります。
エリーは左の指を2本食いちぎられ、最後にはアビーの首を締めて海中で溺死させようとするも、ジョエルのことを思い出し、寸前でアビーを見逃すことを選択するのでした。
エピローグとして描かれたのは復讐の連鎖の末に全てを失ったエリーの姿でした。
帰って来た家には誰もいなくなっており、2本の指の一部を失ったためギターを奏でることもできません。
唯一残っているのはジョエルとの思い出だけ。
本当に重くて切ないエンディングでした。
濃密なゲーム体験でした
クリアまでにかかった時間は約22時間半。
シングルプレイのストーリーとしてはそこそこのボリュームです。
前作のクリア時間が12時間半だったので、今作もサクッと終わると思っていました。
ですが、想像以上にストーリーが長くて驚きました。
エリー編、アビー編と続き、その次の農場で終わりと思いきやまだその後がありましたからね。
半オープンワールドなステージ構成も面白かったですし、感染者との戦いも怖かったけど慣れてしまえばお手のものでした。
むしろ人間との戦いの方が面倒で、最終的には正面突破でゴリ押すことも多かったです。
ゲームとして非常に面白かったですし、重いストーリーは中々心に来ましたが、今作も間違いなく名作でしたね。
発売当時から今作については賛否両論あるとのことで、様々なレビューも読みましたが、個人的には非常に面白かったと感じています。
「面白い」という表現が当てはまるものでは無いのですが、ゲームを通して唯一無二の体験ができました。
『The Last of Us Part II Remastered』を開発したノーティードッグは、僕にとっては『アンチャーテッド』シリーズのイメージでした。
「PLAYする映画」がキャッチコピーのシリーズでしたが、全作品ともに非常に面白かったのをよく覚えています。
そしてロードムービーのような趣のあった前作『『The Last of Us Part I』も映画的なゲームでした。
今作は前作以上にゲーム性を前面に押し出した作品となっており、それも賛否両論あったのかなと感じましたね。
ただ最初から最後まで壮絶で救いのない話だったのは本当に胸にきましたね。
まとめ
こんな感じで、『The Last of Us Part II Remastered』をクリアした感想でした。
「復讐の連鎖」を描く、非常に濃密で重い作品でした。
前作とはまた違ったゲーム体験ができましたし、今作も一生心に残る作品だったと感じています。
人を選ぶゲームではありますが難易度を下げれば誰でもプレイできますし、前作と合わせて是非お勧めしたいタイトルですね。
唯一無二の体験ができました。
それでは、また。