遺書に書くべきことってなんかありますか

銀行口座の暗証番号は書いた。必要となりそうなサイトのパスワードは書いた。委託先への連絡方法も書いた。虚無、虚無、虚無。2022年まで生き延びられるだろうか。別にどうでもいい。死にたすぎてとりあえずDXMをODした。小さな自殺。アムカや瀉血やODを止めるのなら、自殺しても構わないということだよな？ずっと耳栓をしている。雑音が入ってこない代わりに自分の呼吸と鼓動をいやというほど意識させられる。希死念慮がすべてを掻き消していく。何も食べたくない。味はしてもおいしく感じない。なにもしたくない。今日は何もしていない。無断欠勤だ。ゆるくてタイムカードのない職場だからいいのかもしれないが、ボスにバレたら解雇だろう。解雇もこわくない。なにもこわくない。とにかく死にたい。なんでこんなに死にたいのか。どこで薬を飲めば長い間見つからないで済むんですか。クエチアピン4200mgを飲んだのも小さな自殺だったのだろうか。そうだったんだろうな。死にたくはないけど、小さく死ぬことで自殺を先延ばしにする。2018年2月2日はほんとうに死ぬつもりだった。カフェインの嘔吐が強すぎたのが敗因だった。ベゲタミンは制吐剤が入っているから大丈夫かな。死ぬことばかりが脳内を席巻している。人生というゲームの蚊帳の外に置かれている。生きることが善いことだと思えない。死んだっていいじゃないか。DXMの酔いが回ってきたらしい。いまはまだ死なないために、近々1080mgのDXMをODする予定だ。なにもつらいことなんかないのに、僕なんかが死にたいと言っていていいのだろうか。恵まれているから死ぬのか。なんだそれは。金持ちの道楽みたいな希死念慮だな。お前なんかつらくないのに、つらい資格なんかないのに、死にたいなんて言う資格なんてないのに。黙れ、黙れ、黙れ、でもこの死にたいは掻き消せないんだ。