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【研修医】初期研修の手技の話。【年末年始 vol.2】
いろんなことがある初期研修。
このnoteをみると人よりも少し手技ができる
イメージが湧くと思います。
・ルート確保
最初につまづくであろう、ルート困難症例。
看護師にお願いされたり、血液培養ついでにルート確保なんてこともあると思います。
あるあるなのは
太っていてそもそも血管が見えない。
化学療法や高齢なのでさしても脆くてすぐに出血する。
逆血が来ない。
そのような症例はまず血管は見えなくても触れることがあるので触ってみる。
破ける場合はもっと近位の血管を探す。そして破ける場合は奥の血管壁まで破っている可能性があるので、もっと内筒をよくみる。
逆血が来ないのは脱水の可能性もあるので仮止めで留置して点滴を落としてみる。
・CV挿入
多くの緊急の場面で活躍するCV。研修医の登竜門である気がします。
しかし、最初は誰でも緊張します。当人も手が震えました笑
必要なのは事前学習であり、ひたすら上級医の観察とYoutubeで
動画多く上がってるので見てみてください。
イメトレを繰り返し、頭の中で完遂できるようになったら充分です。
しかし、とつぜん準備ができていない時に機会がやってくることがあります。
その時は腹を括って上級医におんぶに抱っこしましょう。
・Aガス採血
病院によって少し部位は違うかもしれませんが鼠径か橈骨動脈で
やるところが多いと思います。
当院は鼠径なのでその話をしますね。
基本的に鼠径は動脈、静脈、神経が走っています。
怖いのは神経損傷と腸管損傷です。なので基本的に神経が走っている外側や腸管が走っている腹側には針先を向けないイメージです。
そして、非利き手の指で動脈の走行を把握して、垂直にさしてくだい。
逆血が来ない場合は皮膚手前まで引いて、角度を変えて針先を進めてください。皮膚が一番痛いので針は抜かないように。
逆血が来てもシリンジを引かないと血が来ないようならそれは静脈の可能性があります。
動脈血は基本的に圧が高いので引かなくても血が吹いてきます。
そして、採血が終わったらしっかり圧迫してください。
以上簡単な手技でしたが、よく遭遇する機会があるので
是非マスターして一発でできるようになってください。
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