JATECを終えて【研修医】
先日JATECを受講してきた。
「JATECって何？」「なんのために受けるの？」
に対して引用しつつ説明したのち、
「効率的な勉強方法は？」「受けた感想は？」
こちらについて感想を含めて話す。
将来外科系に進む研修医や救急外来が心配な研修医は是非読んでほしい！
【概要】JATECとは
概要や料金や当日までの流れは上記が詳しくまとまっているので参考にして欲しい。
ひとまずJATECとは
上記noteでも述べられているが
JATECガイドラインでは、救急医療の一線で外傷患者の診療を行なっている医師を対象に、防げる外傷による死亡をなくすための手順を示してくれています。
そして、日本外傷診療ガイドラインで示した標準的な診療を実際に行えるようにするのが、「JATECコース」です！
である。
なので将来救急外来で外傷を診る可能性がある人、外科系の診療科に進む可能性がある人含めた医療者全員に受講する意味がある講習です。
受講料が58,000円(税別)と安くなく、教材も15,000円(税別)で320ページと勉強するボリュームが多いです。
しかし終わったあとは、自信を持って外傷診療に望めると思います。
また、外傷診療をアルゴリズムに則って診療するので、
再現性高い診療を行えるようになり心的余裕が生まれます。
【勉強方法】網羅することは不可能
前提としてJATECの試験はよっぽどのことがない限り落ちることはないです。
ですが、1週間前のオンライン講座での口頭試問や本番のシナリオ演習は
予習がないとボコボコにされるし、受講の意味が薄れてしまうので
ノー勉は推奨しないです。
その上で勉強法の結論は
試験までに300ページ以上の参考書を読み切ることは
凡人には不可能なのである程度割り切って要点を押さえて勉強する
です。
それが難しい！！！って話になるわけだけど、安心してください。
事前にJATECの運営が予習すべきポイントをまとめてくれています。
その通りに行えば求められる一定のラインには到達できます。
自分も指定通りの範囲を予習しオンライン講座はスムーズに受講できました。
ただ、問題は本番のシナリオ演習です。
これはただ知識があるだけでは厳しいです。
緊張のなかで知識をつなげ、実際と同じ流れでスムーズに行うことがいかに難しいか実感しました。
ただし当人は仮想シナリオを4パターンイメトレすることで、
『なんにもできない！！！』
ってことは回避できました。
4パターンのシナリオは
・緊張性気胸
・骨盤骨折
・脊椎損傷
・腹腔内出血
で行いました。
正直他の疾患でも良いとは思いますが、勉強した範囲で行うと定着率が上がります。
本番は別のシナリオがくることもありますが、一通り自分でイメトレをすることで、流れは把握でき他に応用できるのでおすすめです。
あとは当日の練習シナリオで本番前に気持ち作っておきましょう！！！
【感想】受講して悔いなし。
正直、前日本番の空気感を想定して少し緊張していた。
しかし当日のシナリオ演習はインストラクターの先生方が、わかりやすくまた、熱心に指導してくださりました。
また、他の病院からの研修医や専攻医とグループを作って演習するため、
和気藹々と雰囲気よく終えることができました。
1日みっちりの日程なので終わった時は少し疲れましたが開放感と達成感が
気持ちよかったです。
迷っている研修医や興味がある学生がいればぜひ調べてみて、
踏み込んで受講してみてほしい！
ここまで読んでくださったあなたに心から感謝を！
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皆さんとのつながりが私の原動力です！これからもよろしくお願いします！！