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さらば!金沢No.1洋食店の『ニュー狸』!!
『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』
金沢時代の振り返りも最終コーナーを回った最後の最後で見知ってしまった小立野の『グリルニュー狸』。
妻も退院してしまうとおそらくワザワザ小立野まで来ることはないであろうと、ラストスパートで通いまくったため、このnoteでも短期間で3度目のご紹介である(笑)
グリルニュー狸の揚げ物にはフライの他に唐揚げがある。
こういったグリルで唐揚げというと鶏の唐揚げくらいしか思い浮かばなかったのだが、グリルニュー狸の『当店のオススメ』にはエビの唐揚げというメニューがあった。
初めて入店した頃から気にはなっていたのだが、四回目の入店にしてようやく注文する出番が回ってきたのである。
それが今回のトップの写真。
エビフライは大抵の洋食屋にあるメニューだが、このエビの唐揚げはエビのフリッターのような見た目。
目の前に配膳された時点でお皿からはフワッと胡麻の風味が漂ってくる。
味は非常にシンプル。ごま油の香りに溢れているのでレモン汁をちょいと垂らして酸味を加えるだけで、後は海老本来の味わいだけで十分な御馳走なのである。
カリッカリの衣とプリップリな海老の身の食感の違いのハーモニーが何とも言えない逸品であった。
そういえば、今思うと金沢生活の2年間でいただいた海老の揚げ物料理は、みな衣中の海老の身はさらっと火が通った程度で、プニュプニュした食感が新鮮だった。
これまでの関東での海老の揚げ物料理ではだいたい海老の身は中までしっかりと火が通っている感じだったので。
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さらに、これも名物料理らしいタンシチュー。熱々の鉄皿に盛られて、グツグツいってる状態で配膳されてくる。
シチューというよりも、タンの煮込みデミグラスソースがけといってもいいくらい、じゃがいも、人参、いんげんといった具にタンのブロックがゴロゴロとてんこ盛りなのである。
タンはもちろんのこと柔らかく、コクのある味わい。タンはまんべんなく霜が刺しているようでタンそのものがたいへん美味であった。
![](https://assets.st-note.com/img/1732111292-j3JITNtQAbylxV9ZUazhgWXn.jpg?width=1200)
また、タンだけでなくそれをさらに旨み深く支えているのがこのデミグラスソース!
これだけいっぱい飲みたい逸品中の逸品!! 赤ワインの煮こみのソースのような風味が強く、金沢市内の数ある洋食屋さんのデミグラスソースの中で一番好きな味わいであった。
そんなデミグラスソースを最後の一滴まで味わうために、ちょいと行儀が悪いが通な方おすすめなのが、デミライス(笑)
ご飯は全部食べずに数口分残しておいて、最後にデミグラスソースだけ残った鉄皿にぶち込みましょう!!
そして、残ったデミグラスソースをご飯に十分絡ませていただく。
いくら旨いとはいえ、デミグラスソースだけだとさすがに味が濃いので、このようにご飯と一緒に頂くとそれも中和されてほんとに美味美味である。
最後の最後にこれぞ金沢のNo.1洋食!!を堪能させてくれた『グリルニュー狸』であった。
![](https://assets.st-note.com/img/1732111460-HbiDkFjGWlE68BANUVztQCgT.jpg?width=1200)