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『A LONG VACATION』発売40周年だった2021年。

『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』

すでに2022年になってしまったので、これは昨年の話になる。
いつもの朝ン歩で西池袋公園の周辺を歩いていると、レコード屋さんのディスプレイが気になった。

大滝詠一の代表作『A LONG VACATION』のアルバムがズラッと陳列されていたのだ。
この写真は脊髄反射で撮った一枚である。

家に帰って『A LONG VACATION』を検索してみると2021年は『A LONG VACATION』発売40周年ということだった。
発売されたのが1981年。これ程邦楽の中で私が聴き込んだアルバムもなかなか無い。

ほぼリアルタイム、正確には初めて大滝詠一の曲を耳にしたのが発売直後の『A面で恋をして』だったので若干のタイムラグがある。
というのも『A LONG VACATION』が発売されたのが1981年3月、『A面で恋をして』がシングルとして発売されたのが1981年10月なので、1981年の青い春真っ只中の秋に大滝詠一と出会い、半年ほどのタイムラグで『A LONG VACATION』を耳にしたことになる。

どういうワケか、青い春でイカ臭い思春期バリバリな健康的な男子であったにもかかわらず、当時のベストテン番組に出てくるようなアイドル歌謡には一切興味が持てず、70年代の歌謡曲やフォーク&ニューミュージックの流れの曲ばかり聴いており、ニューミュージックでようやくジメジメした日本的な曲から離陸し始めていたところで、大滝詠一の描く爽やかでアメリカンポップスの王道のような楽曲に脳味噌を揺らされたのだ。

その洋楽的な曲調の流れで1982年以降は洋楽一辺倒の嗜好に偏ることになるのだが、もうあれから40年も経ったのかと思うと、大滝詠一氏が亡くなってしまうのもそれだけの月日が経っているのだなぁ〜と我が身と感性の老いが身に滲みてくるのである...(^^;)ハハハ。


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