金沢市内を縦横無尽に走る水路がキッカケ。
『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』
以前も『金沢は水路の街』ということで記事をアップしたことがあるが、金沢市内には鞍月用水、大野庄用水、辰巳用水と大きな用水が縦横無尽に走っている。
人間の身体のほとんどが水分から出来ていると言われているが、それ故なのか海沿いとか川沿いとか『水』の近くの環境で暮らすと落ち着くような気が勝手にしているのだが…
金沢市内から海は遠いものの、市街は浅野川と犀川にはさまれているし、間にはこのような用水の水路が張り巡らされているからか、この街中に水が溢れているということも、引っ越し早々この街が好きになり、馴染んでしまった理由の一つでもある。
そして、なんとなくこの目の前の光景を撮りたいという欲求が芽生えたのもこの水路がキッカケである。
以来、まだカメラを手にするというところまではいかなかったが、胸ポケットに常に収まっているiPhoneで気になる街中をスナップするという習慣が自然と身に付いてしまった。
これがスナップだ!などと写真術のなにがしかも解らずに、とにかく金沢市内の街中の一つ一つをスマホのカメラに収め、Flickrにアップしてそこで忘れないように場所をメモしておくという、現在にまで続くワークフローをいつの間にか確立していたのだ。
ちなみにこの写真は鞍月用水の一部で香林坊に繋がるせせらぎ通りの一枚である。