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妻倒れる!?初救急車で金沢医療センターへ搬送!?

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

ついにこの一件に触れるときが来たかっ!?という2年間の金沢生活の中でもっとも肝を冷やしたエピーソードに触れざるを得ない一枚がこの『金沢医療センター』の写真である。

2016年4月30日。青春時代にやり残したことをいっぱい抱えているわたくしは厨二病気質をいまだに残しており、なにかと妻との記念日を設定している。
この4月30日という日は、妻になる前の同僚だった当時の妻に告白してお付き合いの了承をいただいた記念すべき日なのである。
ランチにまずは先日ご紹介した大豆田本町のBitteで食事をしたのである。
この日の日替わりメニューは鶏団子の煮込みであった。
相変わらず優しくて、滋味豊富な定食である。

食後は前回のBitteの帰りに発見したBitteのとなりのブロックのまめだ大通り沿いのケーキ屋さん『プティブラン』でお付き合い記念のケーキを一人4つづつ選んでお持ち帰りしたのである。

帰宅後、プティブランのケーキを楽しんで、わたしは読書に勤しんでいると突然廊下でドスンと倒れ込む音がっ!?
何ごとかと廊下に出ると妻がうずくまって痛い痛いと呻いているのだ。

とてもじゃないが、動ける気配も感じられないほどの激痛が妻を襲っているようである。
医者に連れて行ける状況ではないので、わたしは生まれて初めて『119』の電話番号を回したのである。
待つこと数分、救急隊がやってきて担架に載せられて運び出される妻。
生まれて初めて目の前で担架に載せられる人を見た。などと、結構冷静にことの成り行きを認識していた自分にもビックリしたが、初体験はこれにとどまらず、当たり前のコトだがわたし自身も妻に付き添って、生まれて初めて救急車に同乗したのである。

相変わらず痛みで苦しそうな妻を目の前にしながら、でもこれは死ぬような感じではないな。盲腸か?昼飯かデザートがあたったのか?などと、相変わらず冷静な自分が怖くなりつつ我が家が運ばれたのは、兼六園のとなりの下石引町の金沢医療センター。

担架のまま処置室へ連れて行かれた妻を見送りつつ廊下で待つことになり、なんだかんだと3時間くらい待合室で過ごすことになっただろうか。
痛み止めが効いていた妻はすっかり平常モードに戻っており、激痛は胆石症によるモノであったようで、胆嚢摘出手術は一か月後ということでそれまでは薬で痛みを散らしつつということだった。

とりあえず即入院というほどの緊急性をともなう病状ではなかったモノの、ここに来てさすがに完璧に冷静であったワケではないことに気がついたのである。
妻はそのまま担架に乗せられて家を出たので、靴を履いていなかったのである!?
さすがに妻の靴を持って家を出るところまで考えられるほどわたしも冷静ではなかったのである。
とりあえずタクシーに乗るまでは病院のサンダルを貸してもらい、タクシー乗車後にサンダルを返却し、家に付いてからはまずは妻の靴を取りにいって、妻に靴を履いてもらってからタクシーを下車というなかなか面倒くさい手順を踏みつつ無事に帰宅した(笑)
救急車で運ばれる際には、必ず当人の靴を忘れずに持参することをオススメする。

さらに5月末から6月明けの頃合いに手術となると、6月いっぱいで二年ぶりに都内に戻らなければならないのだが、無事に妻は退院してともに都内に帰れるのだろうか?という懸念も芽生えた今回の顛末であった。




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