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主役がいない通り。
『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』
緊急事態宣言下の池袋サンシャイン60通りの朝である。
週末の朝は池袋界隈の地域猫を求めて徘徊することが習慣化して4、5年。
自宅のある池袋西口から南池袋〜雑司ヶ谷を経由して池袋東口に至るコースと、池袋西口から川越街道・富士見橋を渡って上池袋〜東池袋を経由してサンシャイン60通りから池袋東口に至るコースがメジャーな徘徊コースとなっている。
なのでこのサンシャイン60通りも毎週末のように徘徊してきた。
いつの間にかサブカルな街となっていた池袋東口界隈は、週末ともなるとグループで朝からゴロゴロを引っ張りながらサンシャイン方面に向かう女子で賑わったサンシャイン60通りの朝も、コロナ禍に入って以来すっかりと閑散としてしまった。
街ゆく人もまばらとなり、以前は気を遣いながら走り抜けていたトラックや清掃車が今はビュンビュンと走り抜ける始末......。
9月末に長い長い緊急事態宣言も解除され、少しづつ人も街に繰り出し始めたようだが、イベント的なものの集客はどうなのだろうか?