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見違えるほどに変わった別所沼。

『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』

わたしはいちおう長男なのだが、3さいになるまで同い年のいとこと一緒に育てられたため、戸籍上は長男なのだがどうも性格的には次男のように育ってしまった。
いとこはその後当時の浦和市別所に引っ越したため、なんちゃって兄妹はそれぞれ引き離されて生活するようになったのだが、やはり三つ子の魂百までとはよく行ったモノで、引き離された状態はおかしな状態のように幼いながら思っていたのか、その後は小学生時代を通して、夏休みと冬休みはそれぞれの家をお互いに行き来することを繰り返していた。

いとこの家の近くには武蔵野線の高架が通っており、今でいうと武蔵浦和の駅の辺りだろうか、埼京線もまだ開通しておらず、高架の周辺もなにもないすすき原のような空き地だらけ。
当時釣り吉三平が流行っていたこともあり、いとこの家に遊びに行くと釣り竿と網をもってよく行ったのが別所沼だった。

別所沼の思い出というと釣りくらいで、ほかに何かあったかすら思い出せないが、ただの空き地になにも整備されていない沼があったくらいである。
そんな別所沼がいまや写真の通り水上公園のように整備がされて、周辺住民の憩いの場のようになっている。
当時の面影と重ねるようなところが全くないのだが、こういう開発は住民のためにはいいものなんだろうな。


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