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迫慶一郎氏繫がりで『金沢ビーンズ』へ。
『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』
2014年7月に金沢に引っ越す以前に、何度か打ち合わせをご一緒したことがある設計士の方がいる。
当時の上司がなかなかアグレッシブなタイプだったので、何キッカケで繋がったのかよくわかってないのだが、たしか東日本大震災の復興プロジェクト関連でなにがしか繋がったということだったのではあるまいか?
そんな上司に連れられて、これまで縁のなかった設計事務所にお伺いしたのが迫氏の設計事務所だった。
具体的に両社を繋ぐ案件があったというワケではなく、迫氏が進めている東北でのPJの話を聞き、それに対して当社が何が出来るか?
わたしとしては、そんなことをディスカッションするために何度か氏の事務所を訪れたくらいのお付き合いだ。
その時に氏が見せてくれたこれまでの設計案件の中に『金沢ビーンズ』というモノがあった。
当時は数ヶ月後に金沢行きが告げられるなどとは思ってもいなかったので、『金沢』ということよりも、上から見るとその名前の通り『ビーンズ』の形がおもしろいな!くらいの印象しかなかったのだが…
そんな『金沢ビーンズ』のことなどしばらく忘れていたのだが、金沢港に向かって県庁通りを進んでいる際に、偶然出くわしたのである。
石川県庁を越えて数百メートルのところ、環状鞍月交差点の手前にある明文堂書店の建物が、まさに迫氏自らその設計を説明していただいた『金沢ビーンズ』だったのである。
そういえば2016年の夏にふたたび都内に戻ってきて以降、全然あのPJの話を聞くことはなかったが、その後どんな顛末を迎えたのだろうか?
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