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広坂町の名店『あげは』の海鮮饅頭は是非食べるべき!

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

金沢に引っ越してきた2014年7月時点で、金沢市内の行ってみたいお店リストの上位にランキングさせておきながら、なかなか入店する機会を得られていなかったのが広坂町の『あげは』さん。

なにせ、今度こそは!と意気込んで訪れる度にそのお店の前の行列に心が折れてしまい、何度となく肩を落としてお店の前を通り過ぎることを繰り返していたのが、たまたま近所のお客さんの打ち合わせに向かう途中のランチタイムにはまだ早めの時間帯に通りかかったら、なんと行列が出来ていない!?

そんな滅多に無い機会に恵まれて引っ越してきてから一年以上経ってよぉ〜やく入店の機会を得たわけだが、やはり評判に偽り無しのレベル感であった。
写真にあるのはおそらく一番『あげは』を堪能出来る『あげは御膳海鮮まんじゅう付』。
見ての通り金沢の定食らしく小鉢が充実している定食であり、メインのお造りはこの時は左上から鯛、鰤、中トロ、大トロのたたき、しめ鰺。
海鮮まんじゅうはその日提供可能な4〜5種の中から選べる方式で、ズワイガニをチョイス。
この海鮮まんじゅうが名物となっているだけあって、はんぺんともかまぼことも異なるフワッフワでクリーミーな新食感!?
この他に練り物のお店だけあってさつま揚げも付いており、大根の煮付けで口内をリフレッシュさせつつ、キムチのなめろうをごはんにのせて、
『出汁茶漬けお願いします!』
と女将にお願いするとご飯に出汁をかけてキムチなめろう出汁茶漬けをいただけるという、最後の最後までホスピタリティに手を抜かないのである。

しかもこれで2015年9月当時で1300円の定食である。
おそらくこれを今の豊洲新市場場外のインバウンド向けのお店だったら、平気で2500円くらいの値付けをすると思われる。

なんでこのお店に入店するまで一年も無駄にしてしまったのだろうか?と後悔先に立たずとも、お腹と気持ちは多幸感で満腹になりながら客先へ向かったのであった。

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