自宅の目の前が花火会場という贅沢な空間。
『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』
ちょっと前のエントリーでも触れたが、金沢生活の拠点となった金石街道沿いの長田町のマンションは我が家でかつて無いほどの日差しに恵まれた間取りの物件であった。
リビングと和室の2部屋は南向きに大きな窓が開かれており、日差しの良い日には部屋の中央部あたりまで光が差し込むほど。
窓から見える光景は邪魔になる大きな建物もなく、ちょっと先の犀川の土手の辺りまで見渡せるほど。
この犀川の土手まで見渡せる環境がどれほど素晴らしいかというと、年に二回自分の家のリビングから余裕で花火大会を楽しめる!というモノだったのだ。
金沢着任時点で住所不定のマンション暮らしで、急いでこの物件に決めたためメリットデメリットの何もわからないまま、とにかく2週間以内に早く決めて引越をしないと会社が金払ってくれない!というヒドい決まりだったので、ある日突然リビングの窓がキャンパスがわりのように夜の花が咲き出したときはビックリしたモノである。
一夏で金沢市内でいかほどの花火大会が開催されるのか解らないが、この長田町のマンションからは7月最終週の北國花火金沢大会に加え、翌週8月第一週末の全国選抜北陸中日花火大会が目の前で開催されたのだ。
金沢に引っ越す前は毎年チケットを購入して神宮球場で神宮花火大会を見続けてきた我が家だったが、金沢で贅沢な環境で無料で花火大会を毎年2回も楽しむことを覚えてしまってから、都内に戻って来てからもなんかチケット代を出してまで観る気が無くなり、神宮花火大会にも行かなくなってしまった。