初上陸をした夏の金沢。
『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』
2年間の金沢生活を終えて東京に戻ってきて、今度の夏で早いモノでもう丸7年になろうとしている。
にも関わらず、相変わらず金沢に後ろ髪を引かれているのだから、わたしとしては相当金沢が気に入ったんだろう。
というか、東京に戻ってきてから趣味としてカメラ・写真に取り憑かれるようになり、日々、毎週末お写ン歩して過ごすことに愉しみを見出すようになったので、これを金沢時代にやっていればどれほど楽しかったことだろうか?
とこのコトが心残りとしていまだ感じているのである。
そんな相変わらずの金沢愛なのだが、今回Macの写真ライブラリを眺めていてチョイスしたこちらの写真は2012年夏の金沢駅の写真である。
2014年夏に金沢の地域会社に出向する前に、2012年に実はその後の出向など全く意図することもなく、出張でこの地域会社を訪れているのである。
金沢駅と繁華街である香林坊、訪問先の地域会社のある武蔵ヶ辻の位置関係が全く解っておらず、とりあえず小松空港から金沢駅までバスで来たものの、普通は駅前に繁華街が或るモノだが、当時の金沢駅前に繁華街らしきモノは見あたらない…
連れが香林坊の蛇の目寿司に行こう!というので、なんとなく香林坊行きのバスに乗り換えて香林坊へ……
いまだとなんの衒いもなくGoogleマップで調べてしまうが、当時はそれほどGoogleマップを頼りに右往左往するという習慣もなく、右も左もわからない金沢の街を文字通り右往左往して、打ち合わせ場所の地域会社に向かった記憶がある。
なにより強烈だったのは、この頃生まれて初めて痔の症状に悩まされており、蛇の目寿司でお昼を食べる頃までは治まっていた痛みが、打ち合わせ場所に向かう百万石通りの最中に再発し、打ち合わせ中も脂汗をかきつつ片尻浮かしながらなんとかやり過ごしたことを何年かぶりに思い出した。
この時の出張からかえってすぐに、近所の肛門科に予約を取り、生まれて初めて痔の治療の辱めを受けたことも合わせて何年かぶりに思い出した。
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