三四郎池。
『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』
ただただ東京で一人暮らし出来る口実が欲しい!
その一点だけで大学選びをしたため、自分自身の偏差値を向上させて東大一直線!のような受験勉強をすることもなく、とりあえずそれなりに名前の通った都内にキャンパスを持つ大学に入り込んだため、東京大学などは一生縁のないところだと思っていた。
それがコロナ前の数年の間、一つは参画団体活動の一環として、もう一つは具体的な仕事の案件として東京大学に毎週のように通うことになった時期がある。
コロナ前の各大学のキャンパスはオープンで外部の入構を遮るような運用はされておらず、本郷の東大キャンパスでも近所の方々が子どもを連れて散歩に来ていたりしていた。
わたしもここぞとばかり東大に用事があるときにはカメラを持ってキャンパスを徘徊して廻ったのだが、特に癒やされたのが三四郎池である。
春夏秋冬それぞれの四季の顔を見せてくれた三四郎池。
池だけでなく、池に注ぎ込む小さな瀧のせせらぎ。
都内にキャンパスを持つ大学の中で東大本郷キャンパスほど自然を感じられるところは無いのではなかろうか?
そんな東大暮らしも担当が変わり機会が無くなり、コロナ禍ではさらに関係者以外は入構手続きも難しくなったりと、ここ3年ほどは訪れてもいないのだが、コロナ禍も一段落した頃合いで、また誰でも自由に出入り出来るようになったのであろうか?