そこかしこの富士見坂
『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』
富士見坂というと一番身近なところでは豊島区高田と文京区目白台の区境にある富士見坂が一番なじみ深い。
かといって、この区境の富士見坂で富士詣でといった風情を愉しんでいるワケではなく、我が家から神田川に向かう途中で目白台の台地を降りていくルートがこの富士見坂の隣の日無坂というわけなのだ。
この富士山がみえるわけでもない富士見坂だが、都内には富士山がみえるモノ、みえないモノ合わせると24箇所ほどの富士見坂が存在するらしい。
この写真の富士見坂は西日暮里で偶然であった富士見坂なのだが、この坂は富士見坂のなかでも有名な方らしい。
たしかに、『富士見坂』の標識とか整備されていたり、坂自体も綺麗に整備されていた記憶がある。
その時は富士山がみえてテンションが上がったという記憶も無いのだが、この富士見坂からはいまでも微かに富士山を拝むことが可能であるらしい。
ビルが乱立する現代の都内の富士見坂で富士山を拝むというのも、今となってはなかなか貴重な体験であるらしい。