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帰って来た橋本治

橋本治と聞いて何を想い出すかは、人それぞれだろう。1968年東大闘争真っ只中の駒場祭ポスター「とめてくれるなおっかさん、背中のいちょうが泣いている、男東大どこへ行く」で鮮烈デビューしたイラストレーター。1977年高校生の日常を当時の女子高生言葉で赤裸々に描いた小説「桃尻娘」の作者。手編みのニット作家。しかし彼の真骨頂は東大文学部国文科で専攻した日本の古典•芸能に関する知見知識だと思う。駒場祭のポスターには歌舞伎の勘亭流のフォントが用いられ、「窯変 源氏物語•双調平家物語」は膨大な時代考証の末に執筆されている。橋本治の小説とザビエルの思い付きパロディーを比較するのもおこがましいが、橋本治に「ビビット来た」ザビエルの感度は褒めて欲しいなぁ〜

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