【日常でも】正坐!【稽古でも】
こ、今回は…!というか、今回も何も2か月ぶりなのですが…。(ゴメンね)
では改めて今回は、「正坐」について取り上げようと思います。モノは同じですが、弓道では「正座」じゃなくて「正坐」と書きます。座と坐の違いはなんでしょーか?答えは最後に少し述べます。気になる人は最後まで読んでみてくださいね!
正坐は弓道の基本の姿勢(四つ)の一つであり、日常生活でも行う機会が多いです。 弓道をしない人でも正坐をする機会は多いと思いますので、そんな方も是非!
個人的に一番大事なことは、
・重心を太ももの中央に置く
・太ももをなるべく短く見せる
ことだと思います。
これは、体重が足にかかるとしびれやすくなってしまうのでなるべく前に重心を持ってくるようにし、体が少し前傾になるくらいが丁度いいと思います。
さらに、気持ちお尻を浮かせるようにしながらつむじ・うなじ・背筋を上から引っ張られるイメージをすると、自然に良い姿勢となります。
そして手足です。
腕は緩まず張りすぎず、手はももの付け根の上に置きます。この時、両人差し指が両膝の間を向きます。親指は人差し指の下に隠れ、手は全ての指の間が開かないように自然と少し丸みを帯びたような形になるといいですね。
脚ですが、弓道では男子は両膝を拳1つ分開け、女子は両膝くっつけることになっています(男子は、お尻を浮かせる際に大腿筋を締め(お尻を締め)ると自然に両膝間が拳一つ分開きます。)。そして、足の甲は重ねません!両足親指が重なるか側面がくっつくようにします。先に述べたようにしびれやすくなったり、立ちにくいからです。
と、形をお伝えしましたが、これはなるべく最小限の力で行うように意識してください。力がこもりすぎていては不自然ですし、疲れやすいです。
以上で正坐の概説はおわりです。
そして最後にお待たせしました!「座」と「坐」の違いとは?
座…すわる位置(座席、本座、上座…)
坐…すわる動作(正坐、跪坐、坐射…)
を表しています。知らなかったねえ~。
コロナうず、じゃなくてコロナ禍で稽古が出来ない昨今、良い機会なので自宅で実践してみてください。
次回以降も、自宅でできる姿勢や動作を取り上げたいと思います。
次回がいつになるかも含めて楽しみにしていてください。
読んでいただきありがとうございました!
(参考文献は、『弓道教本 第一巻』『詳説弓道』『弓礼・弓法問答集』です。極めたい人はこれらを是非読んでみてください!)