紙のノートとiPadの使い分け
私は紙のノートにアレコレ書く習慣がある。考え事だったり、日記だったり、読書メモだったり……。
思い出の記録として、チケットの半券や飲食店のレシート等をペタペタ貼ることもしている。
こんな習慣があるので、『歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた』という本を読んでみた。最近よく散歩してるので、散歩とノートを組み合わせることでより散歩が楽しくなるかもしれない、と考えたのだ。
本を読んだ感想としては「こんな面倒臭いことできんわ!」というものだった。チケットの半券やレシートを貼る程度で十分だ。あまり凝ったことに手を出すと長続きしたい。
ノートは好きだが、私は完全なアナログ人間ではない。むしろデジタルツールの方が駆使している。何なら、最近メモはデジタルの方が扱いやすいとすら考えている。手書きメモなんて考えるときだけ使って、わざわざ残しておく必要もないのでは?と思っている。メモをスキャンするなり、iPadにメモするなりした方が良いかも?と考えている。それでも紙のノートを使っているのは、もはや趣味である。
まあ、ノートを見返していると、当時考えていたことや、当時何していたかを思い出すことができるので、ライフログと考えるとノートをわざわざ残しておくのも悪くない。デジタルツールでも整理できなくはないが、わざわざ見返すことはない。まあ、別に紙のノートでも滅多に見返すことは無いのだけど。僅かに、紙のノートの方が手に取りやすい、というだけ。
それなら、文字のメモで埋め尽くすよりも、色々なものを貼った方が見返して面白いのでは?と考えている。ノートの習慣を止める気は無いのだが、思考のためのメモの場を紙のノートからデジタルツールに徐々に移してもいいかもしれない、とは最近考えている。文章のメモはわざわざ紙に書く必要が無くね?というわけだ。
手書きメモの良いところは、図形やイラストを描きながら思考できることだ。iPadでも手書きメモはできるのだが、iPadはメモするために起動してアプリを立ち上げて、、、という過程を踏むのが地味に手間である。それとiPadの書き心地はあまり好きじゃない。
そんなことを言いつつ、折角iPadを購入したのにここ半年は殆どApple Pencilを使ってなく、漫画とYouTubeを観るだけのデバイスになっている。非常に勿体ないと思っている。絵の練習でもしようかと考えているところである。休職中に『ソッカの美術解剖学ノート』というバカ高いけど評価の高い本を購入して模写していたというのに、すっかり開かなくなってしまった。そろそろ日の目を浴びせても良い頃だろう。
▼『ソッカの美術解剖学ノート』を知るキッカケになったnote。この記事は学びが多い。
紙のノートとデジタルツールの使い分けについてアレコレ考えたり試したりするのが結構楽しい。これは一つの趣味だろう。ネックなのは、「趣味は何ですか?」という問いに対して「ノートやiPadです」と答えると「は?」と返されると予想されることである。このような偏愛はnoteで昇華させることとしよう。