人の本性を見抜く目を養うには

こんにちは〜|´ρ`)ﾉ

みなさんは、普段どんな人と付き合っていますか？

人にはいろいろな縁があり、出会っているにはそれなりの意味があるわけですが、そこには良い出会いもあれば、悪い出会いもあります。

以前にもお話いたしましたが、先祖代々の積み上げてきた徳が多い人は、よい出会いが多くなりますが、逆にカルマの蓄積の多い人は、出会う縁もカルマ的なつながりのある関係が多くなってしまいます。

この人は素敵な人だなと思って付き合ってみたけれど、後になってからひどい人だったということはよくあることです。

人生において、どんな人と縁を繋ぐことができるのかは、自分の人生に大きな影響を与えます。

例えば、

・パートナーや、結婚相手
・友人
・ビジネスパートナーなど

です。

少し前に、自分の子どもを餓死させてしまった主婦の人がニュースになっておりましたが、この人の場合、幼稚園で出会った先輩ママに洗脳されて、離婚を強要され、財産も取られて、挙句の果てには子どもまで餓死させてしまい、何もかも失って、殺人犯として逮捕されて初めて、信頼していた友人がどんな人間だったのかわかったわけですが、出会う相手によってはこんな悲劇になってしまうこともあるわけです。

これは極端な例ではありますが、私の知っているシングルママさんたちの中にも、DVで苦労している人とか何人もいて、決して珍しい話ではありません。

ではこのような縁を避け、信頼できる素敵な人と縁をつなげていくにはどのようにしたら良いのでしょうか。

人を見分けるポイントの時

どんな人でも、調子の良い時や余裕のある時は、良い格好をすることができます。

仕事がうまく行っていたり、経済的に余裕があったりするうちは、精神的にも比較的安定しているので、なにか問題を抱えていたとしても、それが表面化することはありません。

ほとんどの人がそうだと思いますけれど、大なり小なり、人には見せたくない自分の弱さというものを持っているかと思います。

普段はそれを隠しているんですけれど、それが露呈してしまう時というのが必ずあります。

それが、逆境の時 なんですね。

逆境の時とは、ものごとがうまくいかなくなる時のことです。仕事がうまくいかないとか、経済的に問題が出てきたりとかそういう時です。

人生の流れは波と同じですから、うまく行くときもあれば、そうでないときもあります。

うまく行っている時は、誰でも調子が良いわけですが、そうでない時はその人の抱えている弱さが露呈して来るわけです。

そしてそれは、その人の

・態度
・言動
・心の向き

に表れます。

例えば、収入が減っているにも関わらず、贅沢な暮らしがやめられずに、どんどん借金をしてしまうとか、ギャンブルのような投資話に手を出してしまうとか、

仕事や対人関係で問題があった時に、誰かの批判や悪口を言ってばかりいるとか、

自分の失敗を人のせいにしているとか。

そういった、大きなことではなくても、日々のちょっとしたトラブルの時にも出てきたりします。

コンビニやスーパーで、レジの対応に問題があった時の態度とか、

レストランで店員さんが何か失敗してしまった時の態度とか、

子どもがうるさくしている時とか、

自分よりも目下の人に対する態度とか。

そういったところにも、その人の人間性というものは表れてきます。

大人か子どもか

仏教では、自分のことしか考えられない人のことを「餓鬼（ガキ）」と呼んでいます。

自分中心で、自分のことしか考えられず、他者に対する配慮が全くできない人のことですね。

このような心がガキの人は、なにか問題が起きても、自分のことしか考えることができません。

これに対して、問題が起きた時に、相手に対して配慮ができたり、思いやりのある行動ができる人は大人だと言われます。

無邪気とか純真といったポジティブな意味で、いつまでも子どものような人もいますが、そうした人でも成熟した大人の愛を持っている人はいますね。

そこをちゃんと見抜けるかどうかというのは、重要です。

相手を見抜ける人になるために
相手がただのガキで、関わってはいけない人なのか、それとも、成熟した大人で信頼できる人なのかということを見分ける目を養うことも大切です。

そのために大事なことは常日頃から次の考えを持っているかどうかということです。それは、

結果には、原因がある

ということです。

これは良いとか悪いとかそういうことではありません。

例えば今、自分が何か問題を抱えているのだとしたら、それには必ず原因があります。

自分の身に起きていることは、良いことも悪いことも、すべて結果です。

そしてそれには、自分の普段の

・態度
・言動
・心の向き

がもたらしています。

問題が起きた時、自分はどんな振る舞いをしているのか、どんな考え方をしているのか、それを自分のこととして捉えるのか、誰かのせいにばかりしているのか...

そういったものが、起きている現実を作り出しているということを、まず、自分で自覚することです。

そしてもう一つ大切なことは、

自分をありのままに見、そのままの自分を認める

ということです。

自分の中に原因がある、だから自分が問題だとか、自分が悪いといった判断材料にするのではなく、

ただ、今の自分はそうなんだ

と受け入れ、認めるところが大事なのです。

つまり、自分に対して正しい認識を持つということですね。

自分に対して正しい認識が持てるようになると、

自分が無意識にやっている、態度、言動、心の向きに気づけるようになります。

無意識の振る舞いに気づけるようになると、それを改めることができるようになります。

そうすれば、問題の原因がなくなって行きますから、必然的に結果も良くなっていきます。

そして、自分をありのままに見られるようになると、

同様に、相手のありのままを見ることができるようになります。

そもそも、問題が起きてしまう時というのは、ものごとを冷静に見られなくなっていて、偏った見方になっている時です。

対人関係においても、

例えばDVで苦しんでいるシングルママさんは、パートナーに対して、とても偏った見方をしていて、それは周りから見ても明らかなんですけれど、自分では全く気づきませんし、指摘しても「そんなことはない！」と否定します。

自分の考えや視点が偏ってしまっていて、ものごとを冷静に判断することができなくなっているわけです。

洗脳を解くには

以前、私は宗教団体に関係していたこともあり、いわゆるカルト教団から、洗脳されてしまった家族を救出したいという依頼のお手伝いをしたことがあります。

洗脳というのは、極端に偏った見方になっている状態ですね。

これを解くには２つしか方法がありません。

１）その人が窮地に陥って目が覚めるのを待つ
２）強制的にその環境から引き離し、時間をかけて洗脳を解く

大概の場合は１の方法です。２の方法はその人を全面的に支援してくれる人がいた場合は有効ですが、みんながみんなそうではありません。

ですから、結局は、その人自身が自分で気づくのを待つしかないわけです。

しかし、思い込みがあまりにも強い場合は、先の子どもを餓死させてしまったママのように、何もかも失って犯罪者になってしまって、警察に隔離されたことで、ようやく目が覚めるということもあるわけで、下手をしたらその人自身の人生が取り返しのつかないところまで行ってしまうということも十分あるわけです。

でもですね、もしこの人が、「どうして自分はこんなに苦しい生活を続けているんだろう？」と自分に意識を向けることができたとしたら...

そして、自分を洗脳している人ではなく、別の人に助けを求めることができたとしたら...

結果は全く違ったものになっていた事でしょう。

常日頃から自分に意識を向け、自分を責めたりするのではなく、ただ、ありのままに自分を見るということを心がけてください。

そうすることで、自分を正しく認識できるだけでなく、自分に近づいてくる人が、どんな人なのかを見抜くことができるようにもなります。

そして、良い縁をつないでいくことができ、人生をますます豊かで幸せなものとすることができるようになるのです。

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