わたしがnoteを続けられない理由
noteを習慣にしたい、と思ってからもう随分たつ。
思いはするけれどなかなか書き始められず、書いたとしてもひとつ記事をあげてなんとなくフェードアウトしていく。
日々、何か書きたいと思ってはいるのに続かないのはなぜなのか。自分で自分のことをちょっと分析してみようと思う。
続けられない理由
始めるのに力がいる
これはもう、何に対してもそう。やりたいことであろうと、やるべきことであろうと、逆にやめたいと思うこともそう。
人間は、続いていることを断ち切って何かを始める、または終わらせるってすごく力が必要になる。
もちろん、これが軽やかにできる人も存在するだろうし、そういう人のことをすごく尊敬しているけれども、私はそうではない。しかもその中でもたぶん、腰がすごく重いタイプだ。
惰性で続けていることをそのまま続けるのは得意だけれど、変化する力がものすごく必要なタイプ。
ちなみにこれは、得意苦手関係ない。得意なことだって、始めるには時間がかかる。先延ばし癖があることも理由の一つだけれど、ときには好きなことを始めるにも腰が重いことがあって自分にびっくりする。
書くネタがない
そもそも、「noteを書く」という行為は執筆だけではない。
何を書くか考え、その構成を考えつつ文章を作っていき、体裁を整えて、画像を選定し、リンクを貼るところがあればリンクを貼り、文字の大きさや読みやすい改行を考え、プレビューし、ようやく公開できる。
なんなら公開してからも、読み返してみて誤字脱字を修正したり、わかりづらい表現の言い換えを思いついて差し替えたり、とにかくいろいろしなくてはいけない。
ひと言で言うなら、なかなかに骨が折れる。
文章を書くこと自体は苦ではない、むしろ得意分野なのだけれど、0から1を生み出すことが苦手な私はそもそもネタを出してくるところがすごく苦手だ。
これは慣れもあるのかもしれないけれど、ひとつ書いてみては「うーん違うなあ……」と筆を止めてしまって下書きに数ヶ月前から眠っている記事がもういくつもある。
完璧を目指してしまう
これが自分にとっては一番やっかい。
0か100かの思考にあまり良いことはないと知ってはいても、どうしても頭がそう振り切って考えてしまう。
そのせいで先に進めないことは、文章を書くときだけでなく自分の人生そのものにもたくさんあって、これもどうにかしたいところ。
そんな私が続けるために
とまあいろいろ書いたけれども、このまま終わっても自分のできなさに嫌気がさすだけなので、せっかくだから自分の思いつく限りの対策も考えてみたい。
スモールステップを考える
始めるための力を最小限にするために、書こうと思ってから実際書き始めるまでに必要なことを細分化してみる。例えば、
PCの電源を入れる
ネタをまとめたメモを開く
メモの中から書くテーマを決める
タイトルっぽいものを仮でつける
書けそうなところから書いてみる
私は大抵、プロットを立てずに最初から(もしくは自分の一番伝えたいところから)ざくっと最後まで書いて、そのあと調整していくタイプなのでこんな感じだろうか。
プロットを立てたり、先に構成を考えたいタイプの人は4でタイトル(仮)をつけたあとに構成を考えたりする作業がひとつ発生しそう。
ネタを常にメモに書き留めておく
よく言われるのは、「ネタが見つからないのではなくアンテナが立っていないだけ」。
やり続ければできるようになることが多いように、ネタを探すのも慣れが必要なのだ。つまり、最初のうちは意識をしてアンテナを張り、「次は何について書こうかな」と日常を過ごすことにする。
そのうちそのアンテナがちゃんと育ってきて、無意識に「お、これもネタだな」と認識できるようになる。……はず。きっと。
とにかく公開する
出来栄えを気にしない。どんなもんだろうと、書いたら出す。それだけ。
といっても、0か100かの思考にとらわれていると「完璧なものじゃないならやらない」になりがちなので、ここは時間や文字数で区切ってもいいかもしれない。
「30分書いたらとにかくまとめに入ってそのまま公開」「1000文字書いたらそこで公開」など、いつもの自分が書くとしたら少し物足りない分量で「おしまい」を決めておく。おしまいにしたら必ずその時点で公開する。
どうしても時間がなければ(今もそう)、今まで書いた文には一切手をつけずに次回続きの作業をしてとにかく公開する。できればその「次回」は早いほうがいい。宵越しの文は持たない。
まとめ
noteに限らず、基本的に続けることが苦手なわたしは多分このあたりを原因として続けられないのだろうなということが浮き彫りになった。
でも今回こうやって言葉にしたことで脳内の整理もできたし、自分にひとつひとつ返していく形で対策も考えられたのでよしとする。
しばらく経って見返したとき「ああ、そんなことで悩んでたときもあったね〜」ってあっさり笑えてるといいな。