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 夜はおしまい 著:島本理生

 四章仕立ての短編であるが、金井神父と言う登場人物だけは4章共に登場する。女性の悩みはそれぞれ特有で、愛とは何か考えさせるような内容だ。

 急いで読んだからか、余りストーリーが頭に入っていない。女性の気持ちが会話と文章で延々貫かれてる印象である。

 愛人兼コンパニオンをやっている女性の性描写は生々しくて強烈だった。ホストに稼いだ金を突っ込んで飲ませ過ぎてポシャっちゃう所も怖かった。色んな女性が居るんだなと、考えさせられる内容だった。

 今回は碌な書評が書けない。頭に入らなかったのか、描写が女性ありきだけだったのかはわからない。主人公がみんな女性なのでその多様さに圧倒されている。でも、どの女性も金井神父に助けを求めるのだ。金井神父が神父になった経緯も強烈に悲劇的だった。

 なんでもないように書かれてるが実際問題は酷い話なのだ。島本理生さんの作品はそう言うのが多い気がする。

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