Search Inside Yourselfを受講し、モチベーションが下がったことないと思っていた自分のモチベーションの低さに気付いた
Search Inside Yourselfの研修ではおおきく6つのテーマがありました。
・マインドフルネス
・自己認識
・自己管理
・モチベーション
・共感
・リーダーシップ
後半の2日間では「モチベーション」「共感」「リーダーシップ」がテーマということで、自分の組織にも適用させるぞという思いと、あと2日間で終わってしまうのかという若干の寂しさを感じながら挑みました。
前回の記事はこちらです。
モチベーションの3つのステップ
いきなりですが、僕は仕事に対するモチベーションが下がったことがありません。
困難な壁にはぶつかりまくっているのですが、それを越えようと目の前のことに一生懸命にやってきたからかもしれません。あとは、自分の理想が非常に高いので理想とのギャップを埋めるために精一杯になっていたからかもしれません。
モチベーションに関して解像度を上げて整理したことがなかったのですが、今回それが整理できたように思います。モチベーションに繋がる3つのステップを教えてもらったからです。
1.価値観 (何を大事にしているか)
2.ビジョン(理想の未来とは何か)
3.回復力 (困難に対して楽観的に捉えることができるか)
ここで僕が感じたことは、「そういえば最近回復力が下がっているかもしれない・・・」ということでした。
実はモチベーションが高くなかった自分に気付く
会社の経営状況がゆるく下がってきていたため、正直なところ最近は悲観的に考えてしまうことが多くありました。
「今取り組んでいる新しいサービスが上手くいかなかったら・・・」
「このままずっと仕事が減り続けていったら・・・」
「資金が尽きたら全てが終わる・・・」
回復力が下がっているということは、実は最近はモチベーションが高くなかったのかもしれないと思いました。
これらの不安は会社員時代には全く思わなかったことです。つまり、経営者になってからモチベーションが下がっているということになります。
なんてこった・・・
楽観的に考えるための気付き
悲観的なことをたくさん述べましたが、僕の根本的な性格としては「楽観的」です。何だかんだ言っても最終的には何とかなる、と心の奥では思っていたりします。
ただ、、、心の奥に楽観的な考えが押し込まれているような状態のように思います。
そこで「悲観的」と「楽観的」の違いを改めて整理すると、少し歪んだ考えになっていたことに気付きました。
・全ては個人の問題で「自分はダメだ」と思いすぎていた
→全てが個人の問題とは限らない。状況にもよる。
・問題が永続的に続くものだと思いすぎていた
→永続的に続く問題はない、一時的な問題である。
・1つがダメならすべてがダメ、と思いすぎていた
→全ての状況ではなく、特定の状況にあてはまるだけ。
といった具合です。
こう考えていくと楽観的な考えへシフトできて、回復力がついてきたように思います。
共感とは、穴に落ちた相手と同じ場所へ降りることである
次に「共感」です。
これも非常に大きな気付きがありました。
と、その前に、、、
共感を大事にすることで、心理的安全性が生まれたり、お互いに信頼が生まれたりします。それがチーム・組織に対してどのようにプラスになるかというと、Googleが全てを証明してくれています。
僕がこれまで捉えていた共感とは「無条件に相手に同意することであり、とにかくYesを取りまくること」でした。
ただ、何でも同意することや心理学的に分析することはどうやら本当の共感ではなさそうです。
この共感のセクションでは、4日間の研修を通して最も記憶に残ったと言ってもよいほど、分かりやすい動画を見せて頂きました。
・穴に落ちた相手に対して、穴の上から食べ物を差し出す人
・穴に落ちた相手に対して、下に降りるはしごの途中あたりで話しかけて「分かる分かる」と言っている人
これらの人は本当の共感ではないと感じました。「穴に落ちた相手の隣に立ち、丁寧に話しを聞く」それが本当の共感なのだと気付きました。
そして「共感」のために、自分から弱いところをさらけ出すことが大事、ということもよく分かりました。確かに、自分から弱みを見せてくれる相手に対しては自分のことを正直に話せそうです。
過去を振り返ると、僕は穴の上から「分かる分かる」と言っていたような気がします。表面的に共感していた感じです。さらに、僕はあまり弱みを表に出しません。(すごく仲が良い友だちとかには弱みを出しまくって、何も出来ないと思われているくらいだが・・・)
これは見直したほうが良さそうです。
■特に気をつけようと思ったこと
・共感は同情ではない
・気持ちは相手と一致させつつも、自分と他人をちゃんと識別すること
・自分の心をさらけ出すこと
・一緒に穴の下に降りて話をすること
「共感」というテーマは仕事を増やしていくうえでも、チームをつくっていく上でも、とても重要なことだと思っています。
なぜなら、共感してくれた人が仕事を依頼してくれますし、共感してくれた人がチームに入ってくれるからです。
自分でも重要だと思っていた「共感」の捉え方や自分自身の行動を見直すことができたので、よいきっかけだと本当に思います。
そんなこんなで残りは4日目の1記事となりました。
最後はリーダーシップです!
最後に余談ですが・・・
こちらはSIYとは関係ないのですが・・・「共感」や「価値観」と聞いてぱっと思い出した、個人的にすごく好きな動画です。
「価値観の違う他人と仲良くなれるか?」の実験動画です。
はじめてこの動画を見たとき、自然と涙がでてきて電車の中で我慢するのが大変でした…。