おでん用の箸はスタッドレス加工された箸「ほんとうにすべらないお箸」がオススメ
誕生日にいただいた箸のパッケージには「スタッドレス」の文字がありました。
これまで冬用タイヤでしかその言葉を見たことがなかった私は、大いに興味をそそられました。
箸をプレゼントしてくれた人いわく、この箸ならコンニャクや、ゆで玉子も滑らずにつかめるそうです。なるほど、おでんを食べるために生まれてきたような箸なのだなと理解し、ありがたく受け取ってさっそく夕食で使うことにしました。
パッケージから箸を取り出すと、指が当たるところが緩やかに凹んでいて、表面は小さなブツブツで覆われていました。目の粗いヤスリのようです。箸先の材質は木ですが、滑らない加工がしてあるのか、ざらっとした質感でした。箸全体に滑らないための工夫があることを触覚で理解しました。
夕食のブロッコリーをつかんでみます。おぉ。マヨネーズのかかったブロッコリーを滑らずにつかめました。ただ、これまでの人生でブロッコリーをつかめずストレスを感じた記憶がなく、いまいちスタッドレスの恩恵を感じられません。やはりこの箸の真価を試すには、おでんが必要なのでしょう。
「滑らないスタッドレス箸」というネーミングは、受験生へのプレゼントに良さそうです。ゲン担ぎに過ぎませんが、受験生にその自覚をうながすくらいの効果はあるでしょう。年頃の子供に「勉強しなさい」と口で伝えても逆効果になりかねません。だから私たち大人は、こうしたからめ手を使って目的を達成するのがよさそうです。
追記:2024.10.08
おでんでスタッドレス箸の実力を試してみました。
ツルツルのゆで卵が相手でも箸先が滑らず、がっちりホールドできます。
つるんとしたコンニャクをつかんでも、まったく危なげがありません。
これは思っていた以上にすごい箸でした。物理法則を超越しているのではないか、と思うほどの実力です。この箸を知らずに過ごしてきた人生を損した気分になりました。
すべての箸がスタッドレス加工になれば、食卓の悲劇は50%くらい減らせるのではないでしょうか。冬のアツアツおでんによる事故防止に、スタッドレス加工された箸「ほんとうにすべらないお箸」がオススメです。