狩猟29つ道具の紹介!
ついに11月、11月と言えば狩猟解禁の月です。そして私の誕生月です!
これまでは事務手続きや試験の話の面倒な内容ばかりでしたが、ここからはいよいよ実践的な濃ぃ~内容に移ります。
そこで、今回は実際に私が使用している装備・便利グッズを紹介していこうと思います。
ざっと私の狩猟道具をリストアップしてみました。
・おすすめのものについてはメーカー記載
・単価はおおよそです。
①~④:これまで準備したもの
⑤~⑮:罠設置時に使用
⑯~⑲:捕獲時に使用
⑳~㉙:搬出、解体時に使用
①:くくり罠(しまるくん:C-14MLφ120)
大分県の罠メーカーの製品です。最初はセット販売のものを購入でいいと思います。後々、イノシシにワイヤーがボロボロにされたり(たまにちぎられたり)、バネが曲げられたりしますので、より使い勝手のいいバラ売りのバネ(C-135MLなど)に変更していくことをお勧めします。罠の直系はクマの足に入らないとされる12cmを使用しています。
②~⑤:携帯品、服装
登録証と狩猟バッチは必ず携帯してください。狩猟ベストやキャップに関しては猟友会の支給品が必須と言うわけではなく、山の中で目立つ蛍光色の服であればOKです。要は銃猟の人に誤射されないようにするのが最大の目的です。個人的にはモンベルのロガーサーマルジャケットは肘部分が高強度の素材になっているため、罠の設置の際に破れを気にする必要がないのでお気に入りです。(高いですがね・・・)その他にマダニ対策として、白い服を下に着て早期発見の対策をしています。
⑥:革手袋
罠を仕掛ける際に、細かいところを手で掘ったりしますが、軍手だとすぐに破れるので、皮手袋を使っています。わずかな匂いでもバレに繋がるので、購入直後の独特の匂い消しのために4,5回、洗剤なしで洗濯しておきましょう。
⑦:バックパック
罠などの道具を山に運ぶために、20~30L程度のバックパックがあると便利です。
⑧:レインウェア
雨や雪の日でも安心!私の場合は登山で使っていてボロボロになったレインウェアを使っていますが、ホームセンターなどの安いカッパでもOK。
⑨:長靴
スパイク付きの長靴があると、急斜面や濡れた倒木の上でも非常に歩きやすいです。また、捕獲後に川に運ぶため、必須道具の1つです。
⑩:軍手
革手袋があれば必須ではないですが、解体時などに血が付くと、匂いが付いて取れなくなる可能性があるので、場合によって使い分けています。
⑪:防護眼鏡
罠を仕掛ける際、地面すれすれまでかがんだりすることが多いです。その時に、注意していても枝や笹が目元をかすめることがあるので、あったほうが安心です。
⑫:ショベル
罠を設置する際の必須道具。おすすめは長さ6,70cmほどの鉄製のもので、先に刃がついているタイプ、幅は理想は15cm程度のものです。幅が広いと、無駄に穴を広げてしまい設置も面倒になる他、環境変化が大きくばれやすくなります。関西圏の方はロイヤルホームセンターで理想のものが手に入りますが、お近くになければ金象印の配管職人が全国的に一番手に入りやすいです。
⑬:ナイフ
鋼製の丈夫なナイフを用意しましょう。罠の設置時に邪魔な根や枝の処理に使用します。
⑭:オレンジテープ
罠を仕掛けた場所って、自慢じゃないけど自分でも分からなくなるほど自然に馴染みます。設置場所の近くの気に巻き付けて目印として利用しています。
⑮名札プレート
罠の設置情報が分かるように、近くの木にくっつけておきます。100均やホームセンターなどでプラスチック板を手に入れて使っています。
⑯~⑲:捕獲道具
罠にかかった動物の動きを止めるための道具です。ちょんがけと鼻くくりは自作したので材料費を記載しております。作り方は今後紹介予定。
足錠は佐賀の罠メーカーの製品です。初年度、鼻くくりと一緒に購入したのですが、送り状に「鼻くくり・足錠」と記載されており、配達員さんに勘違いされていないかドキドキでした。(笑)これは安全に仕留めるためにも、ぜひ準備しておきましょう。
⑳:ビニール手袋
人獣共通感染症などの予防のために、解体時に装着します。すぐに破れてしまうので、上に軍手をつけることで、実用性が増します。
㉑:のこぎり
解体時に一部の骨を切断するために使用します。折り畳みのものか刃渡り15cmほどの小型のものが取り回しやすいです。
㉒:ホネスキ包丁
肉を切るのに適した形状の包丁です。1頭捌くと切れ味が落ちるので、研ぎやすく錆びないステンレス製やハイス鋼製のものが便利です。
㉓~㉔:そり、ビニールシート
車までの運搬とや車内の汚れ防止に貢献してくれます。
㉕~㉖:農業用コンテナ、コンパネ
解体時に組み合わせて台座として使用します。これがないと腰が爆発しちゃいますので、あると非常に便利です。
㉗:ジップロック
保存用に大量に使いますので、冷凍対応のやつを買ってください。
㉘:アームスエージャー
罠のメンテナンスに使います。スリーブのカシメやワイヤーのカットまでこなす優れもの。
㉙:前掛け
解体時に結構水や泥で汚れるので、防水の前掛けを購入しました。これに関してはまだ未使用なので、今年が楽しみです。
長々と書き連ねましたが、以上が私の使用している道具たちです。
一気に揃えると高いので、特に必須のもの(①~④、⑥、⑨、⑫~㉒、㉔、㉗があればなんとかできます)を優先的にそろえてもらえればと思います。(私も試行錯誤しながらで5年かかりましたのでボチボチでいいと思います。)
あと2週間、そして獲物がかかるまではもう少し時間がありますので、準備を進めていって下さいね。それではっ!