最近のマイ・ブーム 〜 リストラーズ(アカペラ)
私も以前、noteで〝自己表現〟というものに挑戦したことがありました。
ネガな話になって恐縮なんですが私、とにかく自己肯定感ってやつが超絶低いヤツでして。「育ち」のせいで(詳細は割愛 w)… というよりはやはり私自身のせい。
かつての私は自己表現ってやつに執着してたのですが、とうとう「これはもう無理なのではないか」と思ってしまったんですよね。齢50代のおっさん。両親もとうとう80歳を超えてしまったのですが、父親は相変わらず自分が不死身だと思い込んでいて高圧的だし、母親に至っては痴呆してしまったのでもう話し合う云々の話ではなくなってしまいました。
それはさておき … なんか愚痴を垂れることに疲れたのです。といって何か間を埋めようとすると、どうもネガな話に行ってしまいがちな今日このごろ。
自分の容姿とかにも嫌気がさしていたところ、すごく面白い中年たち(といっても
実はおそらく私より十数歳ほど年下)のYouTube動画を見つけてハマっております。アカペラグループ。その名は「リストラーズ」。
zoomの会議のような絵面。失礼ながらはじめてこの動画を見つけた私は、いわゆるイロものぐらいしか思ってなかったのです。
どうしてどうして。いや…もうハマりまくってます。公式サイトへ行ってCDまで買ってしまったぐらいですから。カッコイイ。
何が格好いいかって?
まずは彼らのパフォーマンスが、クオリティ面で洗練されきっていること。
彼らは本業として企業戦士をこなしているはずなんですが(メンバーには海外赴任している方もいる)、それこそ20年来趣味としてこの活動を続けているというのです。いや、十分にプロとしてやっていけるクオリティですが、それでいて全員が別に本業をもっていて生活のほうもエンターティナーのほうも回している。
ライブ動画もあがってますが、笑いを求める場面で本当に芸人している。
だけど他方で、ちゃんと企業人として信頼するに値する顔をして(おそらく時には泥をかぶりながらも)〝老け顔〟のままに生きている。
私の中でのその筆頭格はこのメンバーさん。
すごく真面目な動画です。
でも野村さん、ライブ動画では振り切れてます(松本伊代さんや国生さゆりさんを演じきってます)。こういう人のことをプロというのだと大真面目に悟りました。
メンバーの名前も覚えました。
草野さん:リーダーでメンバー随一の老け顔ながら、ボーカルのほうは裏腹な美しさを誇るとともに、リードボーカルを取ると迫力満点。
野村さん:例の振り付け研修動画担当。女性パートのボーカルが売り。アイドルが憑依する動画もすごいけれど、初めて聴いたあみんの「待つわ」の美声で(私自身がオッサンなのに)撃ち抜かれました。
加藤さん:メインボーカルを取る曲が多い。ほんっと甘いボーカルでクラクラします。中島みゆきさんの「時代」のメインボーカルは秀逸中の秀逸ですが、マッチの「ギンギラギンにさりげなく」のメインボーカルも捨てがたい。
澤田さん;メンバー1のイケメン(主観)で上背が高い。ベースまでこなすオールラウンダー。メンバーではおそらく一番の正統派実力者。必殺仕掛人のテーマのメインボーカルが秀逸。
上村さん:ボイパ(ボイスパーカッション)担当。視聴数トップの「Get Wild」ではボイパとメインボーカルを兼任。ボイパ「職人」なのに、リードボーカルをとっても声がイケメン。
大西さん;とても安定したベース。ふだんは無表情のくせに、戦隊モノのリードボーカルなどで見せる無邪気な表情のギャップは癖になる。たぶん喋り出すと、激アツで面白い方なのでないかと勝手に妄想している。
最近のマイブーム。もしよろしければ、YouTubeをご覧になってください。
かくいう私は、目下加齢ってやつに打ちのめされている。ウォーキングと称してかつては20kmぐらい平気で歩いてた私も、最近は足の筋肉がすっかり細ってきて、家内にも「老化したね」って言われる始末。ショックなんですがこれが現実。
仕事で毎週出張でビジネスホテルに泊まるんですが、ホテルって広く見せるための演出らしいんですが、やたらと鏡が多い。自分の容姿をこれでもかというぐらい見ざるを得ないんですけど、ほんと嫌になってくるんですよね(苦笑)。
でもね、自称老け顔のリストラーズの面々は誰もがかっこいい。
頭髪がどうだろうと老け顔だろうと
スキルの卓越した人ってほんとカッコいいんです(きっぱり)。
あまり気の利いたことは書けなかったですが、いまの私にとってはリストラーズこそ「見習いたい」人たちだったりします。私もまだ老け込んで塞ぎ込んでいる場合なんかではない。まだチャンスはある(と思いたいぞ)。
リスペクトを込めて。