【1972年レコード】2)HUMBLE PIE : Smokin'
■データ
・リリース : 1972/02
・レーベル : A&Mレコード
・プロデュース : ハンブル・パイ
・チャート : US 6位
UK 20位(5週トップ100内キープ)
・スタジオ : オリンピック・スタジオ
■トラック・リスト
[SIDE-1]
1. ホット&ナスティ
2. ザ・フィクサー
3. ユア・ソー・グッド・フォー・ミー
4. カモン・エヴリバディ
5. オールド・タイム・フィーリング
[SIDE-2]
6. 穴ぐらの30日間(30Days in The Hole)
7-1. ロードランナー
7-2. ロードランナー "G" ジャム
8. アイ・ワンダー
9. スウィート・ピース&タイム
■メンバー
ハンブルパイ
スティーヴ・マリオット(ヴォーカル/ギター/ハープ)
クレム・クレムソン(ギター/ヴォーカル)
グレッグ・リドリー(ベース/ヴォーカル)
ジェリー・シャーリー(ドラム)
サポート・ミュージシャン
マドリーヌ・ベル
リッキー・ウィリス
■LINK
■メモ
ハンブルパイ、5枚目のスタジオアルバム
ハンブルパイ史上、最も商業的に成功したアルバム。
ピーター・フランプトン脱退(前作のライブアルバム『パフォーマンス〜ロッキン・ザ・フィルモア』発表時に脱退)後の作品。
フランプトン脱退によりスティーヴ・マリオット色が濃くなり、加えてセルフプロデュースの為、前述の引用の通り本領発揮。
マリオットのパワフルな歌唱、ブギー感とヘヴィなサウンド、
[ホット&ナスティ]はフランプトンの後任、クレム・クレムソンのオルガンがとにかくパワフルでカッコイイ。マドリーヌ・ベル、ドリス・トロイのソウルシンガーを加え、ロック/ブギーかつソウルフルでシングルとしても52位を記録した。
1972年は自身のバンド”マナサス”で大きな成功を収めた元バッファロー・スプリング・フィールド、CSN&Yのスティーブン・スティルスも参加
同年CCS 2を発表している”ブリティッシュ・ブルースの父”、アレクシス・コナーも参加している。
本作と直接は関係ない余談だが、アレクシス・コナーが駆け出しのシンガー、ロバート・プラントとジャムをしている時にジミー・ペイジが訪れた事で、レッド・ツェッペリンが結成される。そのロバート・プラントはスティーヴ・マリオットに歌唱法など大きな影響を受けていて、”マリオットになりたい”と常々語っていた。
スティーヴ・マリオットの最盛期はこのアルバムだと思う。この後の3作も好きだけど、72年以降に見られる音楽シーンの変化、グラムやプログレ等に見られる、カッコ良さよりも視点、新しさという潮流の中で埋没して行ったように思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?