誰かの記憶に残り続けるかもしれない私たちのプロ意識
おはようございます。
アリとキリギリスの童話を見ました。夏の間中バイオリンを練習し続けるキリギリスが、どうしても自分と重なって、複雑な気分。
こんなときは、童話の捉え直しをする機会を作ることができたらいいなと感じています。
なんにしても、ワークショップにしたがる、多動傾向の私ですが、面白がってくださる方が周りにいるので本当に助かっています。
さて、本記事は、「見られることを意識し続けてきた私のプレゼン練習方法」の続きの文章となります。
オンラインファシリテーターとして忘れてはならない10の視点
1:入室者への声掛けと退出時の配慮
2:オンタイム開始・進行の判断
3:当日の役割分担と事前打ち合わせ
4:文字(漢字、カタカナ語、外国語)の読み方・アクセント
5:自分の仕草を意識する
6:相手のニーズに感度を上げて反応する
7:途中入室者や耳だけ参加者の扱い
8:画面共有時に不要な情報を出さない
9:タイムスケジュールの共有と時間配分
10:「客いじり」と「第4の壁打破」
以下、今回は、7~10の視点についてまとめていきます。
7:途中入室者や耳だけ参加者の扱い
入室した人をどのタイミングで認識するか、どこで声をかけるか、かけないか、チャットのみで対応するかなどについても、認識を揃えておきたいです。
一区切りついて声をかけるのであれば、その間待っている途中入室者は不安に感じているかもしれません。
今までの話題や流れなど、どのように伝えるのか(あるいは伝えないのか)当日参加するスタッフと方針を揃えておけると良いですね。
また、理由があってカメラをオフにした状態で参加している人にも、いくつかのパターンがあります。
①カメラオフだけど声は出せる
②カメラオフ+声は出せないけど、チャットは出来る
③カメラオフ+声は出せず、チャットも出来ない
これらの方に対してどのように対応するかは、事前案内と合わせて運営スタッフと擦り合わせておくと良いでしょう。
子育て中の私としては、必ずしも画面オンがマストではないこと、また、本来は画面オンでの参加が基本でも「要相談」と一言書かれているだけで、排除されない安心感を感じることができます。
一様に画面の前に座っていなくても、同じ話題を共有できるという権利が参加者に担保されることは、この時代におけるとても大きな可能性であると感じています。
8:画面共有時に不要な情報を出さない
画面共有をする予定があるときは、何を映してはいけないのかもう一度確認しておきましょう。
こんなことがありました。以前、ある人と話をしていて、スマホに保存されている写真を見せましょうという流れになりました。私は、特に意識せずにその方の差し出すスマホの画面に注目しました。すると、まず目に飛び込んできたのは、キワドい水着のお姉さんの壁紙だったのです。
もう10年以上前なのに忘れることができない記憶です。これって、不意に現れてしまった個人の趣向や情報は、忘れることができなくなるほどのインパクトを特定の人に与えるということなのだと思うのです。
そもそも、チームでイベントを運営するにあたっては、情報セキュリティに関するある程度のガイドラインが必要だと個人的に考えています。それは、ルールでガチガチにしたいわけではなく、自分たちを守るために最低限必要な枠を固めるというイメージです。
例えば私が画面共有の際にGoogleChromeを使っている場合、ブックマークや他に開いているタブがないかどうかを常に意識しています。また、メッセンジャーや特定のチャットツールを画面上でシェアすることはなるべく避けるようにしています。
9:タイムスケジュールの共有と時間配分
チェックインの時間はどれくらいかけて良い?
ブレイクアウト中の個人の話は、各自何分くらい?
ブレイク中に話せなかったという人は、残念な時間にならないよう、タイムスケジュールの共有と時間配分は大切です。
ただし、必ずしも全員が話すことが必須ではなく、参加者の同意の上で一人の話を深堀りすることもありと思います。
また、時間設定していないフランクな場の場合、そのことを最初に伝えるのが妥当です。
その場の目的が、シェアなのか、課題解決なのか、ムードをきちんと伝えた上で、参加者に場を楽しんでもらえたら本望です。
10:「客いじり」と「第4の壁打破」
顔見知りや声をかけやすい人「ばかり」に話しかけるファシリテーションの手法を考えることがありました。
同じ人に声をかけることで、雰囲気作りに効果がある一方、他のメンバーがつまらないと感じてしまう恐れもあるので要注意だと私自身は感じています。
「話しかけたらすぐ答えてくれる参加者は?」
「(ブレイクアウト中)いい話をしてた人は?」
など、当日のスタッフと意思疎通をして参加者に関する情報を得ておくことにより、心を込めたかけがえのない場作りができるのです。
演劇では舞台と客席を分けて隔てる空気のような「第4の壁」のことが度々語られます。
ですが、私は、「第4の壁は打破したい」気持ちがどんどん強くなってきています。
世界観を伝える話題提供やグラウンドルールの共有を前提にし、その世界を楽しんでもらうために、ファシリテーターができることは何なのか。
まだまだ探求の日々は続きそうです。
おわりに
3部構成の記事を、初めて1日で書きました。
アウトプットのスピードをいかに上げていくか、今鍛錬を続けているところです。
音声入力もいいですが、今日は結局タイピングでまとめちゃった。
いろいろ試してみるのが楽しいんですよね。