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場のステージによって使い分けたいタグ付けツールの非公式トリセツ

おはようございます。

あるオンラインの連続講座の受講が終了し、感無量です。

毎週会える同志に、もう会えなくなると思うと寂しい。

でも、ここで完全にお別れという訳でもなくて、きっとこれからの展開の方がもっと面白いのかもしれない。

受講者が主体的で自分らしく、楽しく学び続けられる場づくり(=脱落しない)のために、何を大切にしたら良いでしょうか??

こんな問いが投げかけられてしまうと、最終回が終わったのにもっと話しをしたくなります。

コミュニケーションを取りたくなるには、すでに十分な自己紹介ができている状態の受講生たち。

初心の状態が丸ごと残っている場(Slack)が残り続けるということにも価値を感じます。

感傷に浸るのはこのあたりにして、以下、本題に入ります。

さて、今日はvivalyを使って思ったこと(前回の記事)の続きを書いていきます。

・vivalyを使ってみて気づいたこと

vivalyというwebアプリのベータ版が配信されていることを知り、早速使ってみました。

使い始めてみて、3つの気づきを得ることができました。

1、コミュニティの活性化に必要な要素
2、タグでつながると何が起こるのか
3、<ともだちのなり方>のデザイン

今回は、3、<ともだちのなり方>のデザインについてまとめてみます。

・<ともだちのなり方>のデザイン

以下の記事で、全員と仲良しこよしか、一部のメンバーとの慣れ合いか、という観点について書いています。

ともだちになる、ってどういうことを指すのでしょうか。

そもそも、私がともだちと思っていても、相手はどう思っているかわからないですよね。

私は長年このように感じているので、

いちど会ったら ともだちで
まいにち会ったら きょうだいだ
ドレミファ・どーなっつ!歌詞より)

こんな歌の歌詞を見ると本当にうらやましくなります。

自分一人でやったことは、自分のクローンを量産しているに過ぎない、自分と誰かが一緒に動くことで、子どもが産まれる。
橘川さんの言葉)

私は、せっかくともだちになったのなら、次にできることを考えたいです。

でも、文字面を見返すと「できること」の表記から、使役の意図を感じてしまうような気もします。

もしかしたら、できることを考えなくても、勝手に始まったり勝手に生まれてしまうこともあるかもしれません。

産み出すときの陣痛とか、つわり、とかいう苦しみが伴う場合もあるかも、という観点を持つ人もいます。

・コミュニティ誕生、ほぼ全員が初めましての時

さて私が今後vivalyをどんな場所で使ってみたいかということを考えてみました。

まず初めに思い浮かぶのはコミュニティができたてほやほやの時点での活用です。

お互いが初めましての状態で、まさにこれから関係性が構築されるという場合、このwebアプリは大活躍をすることだと思います。

何なら、これを一緒に書き込みながら対話をするというオリエンテーション型ワークショップを企画することもできそうです。

vivalyを使ったワークショップ型オリエンテーション案
手順1:チェックイン
手順2:vivalyのアカウント作成ガイド(コミュニティページへ招待)
手順3:各自タグ記入のワーク
手順4:メンバーの記入したタグをじっくり読み込むワーク
手順5:小グループに分かれて対話/または、話してみたい相手と1on1のローテーション
手順6:追加したくなったタグを随時更新する
手順7:感想のシェアとチェックアウト


・新たなメンバーが加入する時点での活用

コミュニティができたてほやほやの状態に遭遇することって、そんなにたくさんはありません。

途中で誘われたり興味のあるところに参入したりする形で、既存のコミュニティに加わることの方が多いのではないかと思います。

この場合、既存のメンバーはある程度お互いのことを知り合っていることの方が多いです。

新しいメンバーにとっては「みなさん初めまして」の状態で、コミュニティ内のメンバー同士が持っている個別の情報に、ある程度の差が出てしまう。

これが、私がいつも感じているコミュニティの難しいポイントの一つです。

状況学習理論で言うところの、「正統的周辺参加」の状態から「十全参加」に至るまで、そのコミュニティの新参者はROMー観察をする時間を必要とします。

ところが、自己紹介をスムーズに実施できるこのwebアプリを使えば、新参者が既存のメンバーの状態も一目で見ることができます。

また、自分のことを少しずつ小出しででもタグにしながら、ちょっとずつ項目を追加することにより、既存メンバーに知ってもらうことも可能です。

このようにして、新参者が十全参加まで移行する時間をグッと短くすることでができるのではないかと予想しています。

・既存のコミュニティのメンバー同士での活用

また既にあるコミュニティで使う時のことについても考えてみました。

お互いのことを知り合って、もう何十年も経っているような仲間がいるとします。

でも、きっと中には自分が相手にまだ一回も伝えたことがないタグもあるはずです。

ただ、その新たな情報(タグ)を、既存コミュニティのメンバーに、今、このタイミングで開示できるのかどうかということについてはなかなか判断に困る部分なのではないでしょうか。

既存のコミュニティを考える場合、うまく回っているコミュニティよりも、むしろ、コミュニティの活性化が必要な、停滞した状態の場にこそ、仕掛けが必要です。

そこで、既存のコミュニティを再生させたいそんな時、「えいやっ」とvivalyを使ってみることを提案してみてはどうでしょう。

ただし、使用者(コミュニティのメンバー)がストレスを感じずに、自分の新たな情報を書き込みできる仕組み、自分の情報をどこまで心理的安全性を担保した状態で開示できるようにするかについては、もっと考えてみたいところです。

ずっと隠されていたのか・・・
なぜ今頃になって?
もっと早く教えてほしかった

そんなモヤモヤの種を生まないような雰囲気づくりで、既存のコミュニティを活性化させる方法を、これからも模索していきたいと思っています。

おわりに

思うことがあって、一週間の時間割を見直してみました。

普段私はgoogleカレンダーを使っているのですが、よく見てみるとオンラインとリアルの予定を区別せずにブッキングしていることに気づきました。

確か、3年前までは、「講座④(オンライン)」みたいな書き方をしていたんじゃなかったかな、と。

あっという間に、リアルもオンラインも並列の予定になってしまう日常が来てしまいました。

人の多く集まる都市に住む人たちのことを羨んでいた時期を、ようやく抜け出すことができたように感じています。

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