花鳥風月通信録#13しをたん編

2019年10月11日 02:54

花鳥風月（以下KF）の各プレイヤーを紹介するシリーズです。
13人目は月組しをたんさんです。
（しをたんさんは、
2020年2月29日に花鳥風月を卒業されました。
ご了承下さい。）

2018年3月花鳥風月結成。
同年3月に結成まもない月組のメンバーとしてRAGEに参加。
同年6月にアメリカで開催された「Smash'N'Splash 4 」に参加。
同年8月スプラトゥーン甲子園信越大会に参加。
その他にも、
不定期で配信されていた公式番組「かちょふ！」や、
リアルイベントにも多数参加されています。
動画では毎回工夫されたアイデアと、
スプラトゥーンに詳しくなくても楽しめる話でファンになった方も多いのではないだろうか。
わたしもその1人です。

「誰もがすべてのことを深く知るのって無理だと思わない？　
誰かが知っていることを誰かは知らなくて、
そうやって世界は回ってるんじゃないかしら」

2016年にTBSで放送された
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」での台詞です。
配信者さん、実況者さんが動画・配信で、
見せる姿は氷山の一角にもならないほど1人の人生のほんの一部分なのだと思います。
それは配信者さん実況者さんに限らずに、
親しい知人友人であっても、
そうかもしれないです。
インターネットが発達し、
SNSや配信などで、
「親しみ」を感じることは、
昔よりも格段に簡単になったと思う。
だけれど、
誰か1人の事を安易に、
「理解したつもりになる」
に陥らないようにしなくてはいけないとも思います。

わたし個人は、
しをたんさんに限らず、
プロゲーマー、
e-Sports、
女性ゲーマー、
云々ではほとんど考えたことがなくて、
「面白いゲームをプレイする面白いプレイヤーさん」のままなんですよね。
それがたまたま、
プロゲーマー、
e-Sports、
女性ゲーマーにカテゴライズすることが、
「可能」だっただけなんですね。
ただそれらのカテゴライズを、
一人一人の配信者さんなどに
当てはめて考えることは、
束縛するだけのことが多く、
単なるお題目になってしまうこともある。
もちろん、
それらの議論が活発化し、
プレイヤーの「自由度」を、
拡げることを大いに期待したい。
ただ、
「農学栄えて、農業滅ぶ」
のような本末転倒を防ぐためにも、
まずは、
一人一人のプレイヤーを可能な限り尊重し、
伸ばすのを前提に考えるのが、
先ではないのだろうか。

「私たちを縛るすべてのものから　目に見えない小さな痛みから　
いつの日か解き放たれて　
時に泣いても　
笑っていけますように」

こちらも、
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の台詞です。
この台詞には前段があります。
第一話では、
「泣きたい気持ちを笑い飛ばして」と感情を表にせずにいるのを、
最終話で
「時に泣いても笑っていけますように」と、
支え合う人と共に模索することによって心境が変化していきます。
視聴者・リスナーにとって、
配信や動画の中で、
「明るく振る舞う」姿というのは、
ワンクリックすれば、
どこにでもある風景かもしれないが、
そんな簡単なことなのだろうか。
わたしに置き換えさせて頂くと、
テンション低い時もあれば、
なんにもやりたくない日もある。
嫌々やってるとは違うけれど、
人間なんで色んな日があるだろうう。

「愛情というのは与えるものではなく、
愛したいと感じる気持ちを、
相手からもうらうこと」

小説家三浦しをんさんの、
小説「まほろ駅前」に出てくる台詞です。
配信者さん達を
応援するというのは、
「配信者を通じて、
視聴者の感情が動かされて感情移入すること」
でもあると思います。
環境などが変わっても、
しをたんさんが、
視聴者を楽しく喜ばせてくれる事が、
変わらないから、
愛したいと感じる気持ちを、
ファンが抱くのだと思います。

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