20200713
猫
最近自宅付近をよく散歩するようになった。
車の下でくつろいでいる猫や、ガラスの扉越しにじっとこちらを見つめる家猫をみるたびに、意外と近所に猫いっぱいおるやん、と思う。
特に早朝に散歩をしていると、猫しかいない街になるので人類は私以外めつぼうしたんやっけ、とねぼけた頭で考えてしまう。
それはそれでしあわせかもしれない。
交差点
雨の中歩道橋の下で野菜を売っている人がいた。
今の家に住んでもう4年目になるが、交差点で野菜を売っているのは初めて見た。
「無農薬の野菜です。今朝苦労して収穫しました。」とダンボールに書いてあり、なんだか不憫に思えたので買おうかと迷ったが、返却期限の迫ったDVDを返しに行く途中だったのでやめた。今度見かけたら買おう。
この前は深夜の交差点でなぜか本が4、5冊積まれていたのを見たし、なぜかニコちゃんのキーホルダーが落ちていたこともあった。
交差点にはおもしろい人や物が集まる作用があるらしい。
銭湯
家の横の横が銭湯だったのだが、コロナの影響か閉店するようで、先週くらいから解体工事が始まった。
2、3回しか行ったことがないので特に思い入れがあるわけではないが、それでも銭湯がなくなるのは寂しいなと思う。
足場が組まれ、シートを被せられると、日常の風景に馴染んでいた背の高い煙突も、特別なものだったんだなと実感する。
ありがとうとおつかれさまのきもちをこめてシャッターをきる。