こたつ
こたつ。
こたつこたつこたつ。
こたつこたつこたつこたつこたつ。
こう書いているだけで癒やされる。そもそも字面からして可愛い。
こたつに入っていると、それだけで心がほっこりする。二人で身を寄せ合ってのんびりしたりするともう格別である。みかんをアテに熱燗が飲みたくなるね。
ここまで心が穏やかになることを考えると、こたつの社会的役割について真面目に考察した論文とかもありそうなほどである。古代ローマの公衆浴場的な感じかな。
しかしまぁこたつについて語りすぎるとガチ勢から叱責が飛んできそうなのでたいそうなことは書きたくない。
昨年あたりのことだったろうか、百万遍の交差点でこたつをした学生が逮捕されたとついったーに流れてきた。「え、いまさらか。」と僕は思っていた。なにも逮捕されたという情報が回るのが遅いと言っているのではない。逮捕するのがいまさらか、という意味である。
というのも、僕は数年前にもついったーで百万遍こたつの写真を見た記憶があったからである。近くにいた友人に話してみた。「これって毎年やってなかったっけ?」「いや、やってたら逮捕されてるでしょ。聞いたこともないし。」あれー、ぼくの記憶違いかな。一応ネットでも調べてみた。あれ、見当たらない。記憶違いか。デジャヴって怖いな。
そうもやもやしながらもうすぐ一年が過ぎようとしていた。
そしてつい先日、とある院生に飲みに連れ出してもらったのだが、その時、森見登美彦の話題になったので長年の靄を晴らすべく、聞いてみた。「百万遍こたつって逮捕されるずっと前からやってましたよね?」「うん、10年前ぐらいからやってたよ。俺も入ったことあるし。」ぎょえーーーーーー!!!!おったおったここに!!!!
自分の記憶が正しかったという勝利感とともに、伝説の仙人に出会ったかのような感情に襲われた。
京都大学っていいなぁ。わくわくする。