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『自閉症スペクトラムの妹の偏食〜味覚過敏〜』

偏食とは、必要とする栄養素に偏りがある食事の状態である。

私達姉妹は偏食気味だ。

私の食事は、ラーメン、うどん、パスタ、焼きそばを交代で毎日食べる。

私も麺類を毎日食べているので偏食と言われればそうかもしれないが妹はそれよりも激しい。

一時期はチーズボールを毎日食べ続けたり、ポテトだけを毎日食べ続けたり、偏食の内容がアメリカンな感じ。

その時期は栄養不足で急激に痩せてしまっていた。

家族は心配して無理やり食べさせようとするが、それがストレスになり余計に食べれない日々が続いていた。

私は心配になって、偏食についてネットで調べたりしていた。

そこで妹をきっかけに発達障害を持つ人の中に味覚が過敏な人がいることを知った。

味覚過敏

・特定の味を嫌がる。
・味が違うことに敏感で同じものを食べ続ける。
・味や食感が混ざることを嫌う。
・特定の食感を嫌がる。

などの症状がある。

まさに妹はこれだと思った。

妹は私や家族にはよくわからない、味覚や食感へのこだわりが強かった。

食べ方のこだわりも強く、人と食事を共有するのが苦手で自分なりの食べ方があるようだった。

味覚過敏のこだわりは自閉症とも似ていて、

「 無理やり治したりせず、できないことは避け、無理にやらない 」

のが一番いい対処法だと思う。

体調やコンディションが関係があるようで、私は妹が体調が良さそうな時に色々試したりした。

偏食を少しでも良くするためにした姉の挑戦

調理法から考えてみた

チーズボールやポテトは揚げ物なので、揚げ物料理なら食べれるのではないかと他の揚げ物料理を作ってみたりした。

【結果】食べれるものもあった。唐揚げや天ぷらなどは食べなかったが、シュガーボールやサーターアンダギーなどお菓子系は少し食べてくれる時があった。

他の具材を隠して足してみた

チーズボールの中にベーコンやほうれん草をバレないように混ぜたりした。

【結果】バレない日もあったが、食感に敏感なためかバレることが多くそうすると食べて貰えなかった。

温度を気にした

これは偏食の人だけに限らないがやっぱり温かい料理の方が美味しい。頻繁に電子レンジでチンするなど温度をきにかけた。

【結果】揚げたての時など、嬉しそうに食べてくれた。

少量ずつたくさんの種類の料理を作った

今日の気分や食べたいこだわりが私にはよくわからなかったので選択肢を増やせるようにたくさんの種類を少量ずつお皿に盛るようにした。

【結果】いままで知らなかった食べれる料理に出会いその料理も食べれるようになり選択肢が増えた。

そうやって少しずつ誤魔化してだが、食べれるになってきた。

子供だと成長によってどんどん変わっていくことがあるらしい。

こんだけ頑張っても日々目まぐるしく偏食は変わったりする。

昨日は食べれたチーズボールが次の日には食べれなくなってたりと偏食の世界は難しい。

妹が独特なのかもしれないが妹の偏食には家族みんな苦労した。

だが、今は本人も対処法を自分で見つけたのか上手く食事ができている。

家族が神経質になりすぎても本人の負担になってしまっていただけなのかなと思った。

現在妹はキーマカレーとカルボナーラにハマっていてそればっかり食べている。

それでいい、なんなら次は何にハマるんだろうと気になっているくらいだ。

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