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『人の顔が歪んで見える、認識できない、覚えられない』

人の顔が歪んで見える

私は急に人の顔が認識できなくなる時がある。

詳しく言うと、あるタイミングで人の顔が歪み認識できなくなってしまう。

一度歪んで見えるとしばらくはずっと歪んで見えなおらず、人の顔を認識できなくなる。

説明するには複雑で難しい事なので1つずつ体験談を元に説明したい。

友達や元彼の顔が歪み認識できない

友達や人と話していたりすると急に顔が歪みはじめる。

その時の事を、家族に説明するために描いた絵がある。

左が友達の女の子

目が斜めに歪み、顔からズレはみ出して見える。

右は元彼

彼は鼻が大きく片目は髪の毛で隠れていた。

そのせいなのか、目はひとつに見え、鼻は口まで伸びているように見えた。

バイト先で人を認識できない

私はホームセンターでレジのバイトをしていた。

お客様はどんどん入れ替わり、人と関わる事が多い仕事だった。

そこで急に人の顔が歪みはじめた。

社員さんがきて、連絡事項を聞いた。

別の社員さんがきて、

「これどの社員さんから聞いた?」

と聞かれた。

この社員さんも顔が歪んでいて誰なのかわからない。

連絡事項を聞いた社員さんも、今質問されている社員さんも顔がわからない。

私はとにかく、

「メガネの人です」

と答えた。

顔が歪んで見えるタイミング

タイミングはよくわからないけど、疲れている時や余裕がない時に限ってそういう症状が現れる気がする。

最初は知人だけなのかなと思っていた。

電車で急に歪みはじめたり、レジを打っている時に急にお客さんが歪んで見えたり、知人、初対面など関係ないようだった。

相貌失認なのか?

相貌失認とは

人の顔を正しく認知することができないという障害。

相貌失認の特徴から考える

なぜか人の「顔だけ」認識できない

私も人の顔だけが認識できない。

メガネや髪型、ピアスや顔周辺のアクセサリーなどは歪む事はあっても認識できる。

そのため人の事は、声やメガネ、髪型などで覚えたりすることが多い。

自分含めたすべての人の顔が同じように見えてしまう

私は自分の顔は歪んで見えたことはない。

歪んで見えるのは自分以外の存在だ。

家族の顔まで歪んで見える事もある。

毎日顔を合わせてても急に認識できなくなる事もある。

母に、

「動物はどうなの?」

と聞かれた。

動物の顔は歪んで見えた事はなく正常に見える。

単に顔と名前が一致しないということではない。

名前が分からなくても、顔を見た時に、その人がどんな人か思い出すことができたり、その人の顔に見覚えがあるように感じたりするならば、相貌失認である可能性は低い。

まず、私は通常は顔がはっきりと見えているので覚えていた特徴(メガネや髪型など)から例え顔が歪んで見えても、初対面ではないかぎりその人を認識できる。

相貌失認ではなく、自閉症スペクトラムの症状なのかと考えた

相貌失認というよりかは、単に人の顔を覚えるのが苦手と感じた。

自閉症スペクトラムと相貌失認には、顔を認識する際に細かいパーツは認識できるが、全体として見ることができない傾向があるという共通点があると知った。

目や鼻、あるいは輪郭などは一つだけ取り出して見れば、人の顔に個人差はあまりない。

そのため、顔を認識するときには細かい部分を見るのではなく、顔を構成しているパーツの組み合わせを見ることになる。

目だけを見て、それが誰かを認識することは、とても難しい。

顔認識に困難がある人であっても、顔を見た時には、目があり、鼻や口があるということから、今見ているものが顔であることを理解できる。

しかし、その顔が誰の顔なのか認識する時に、目や鼻などの細かい部分に注目しすぎてしまい、全体の組み合わせから判断することができなくなる。

特徴としてはこっちの方が私は近い気がする。

このように、相貌失認と自閉症スペクトラムには共通した特徴も見られる。

相貌失認と発達障害になぜ関連が見られるのかについては、諸説あるがいまだによくわかっていないらしい。

どっちにしろ生きづらい

相貌失認であろうと自閉症スペクトラムの症状であろうとどっちにしろ生きづらい。

わかった所で治るわけではないし、自分で上手く対応できるようにならなきゃいけない。

仕事や人間関係、上手くいかない事が多すぎる。

人と会うのが怖いし、人と人間関係を築くのが難しい。

もっとうまく対応できるようにならなくては生きていけないなと思った。

頑張らなくちゃいけない事がたくさんだ。

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