『発達障害の過集中の特徴〜強みと困難〜』
私の発達障害の過集中による失敗談について前回記事を書いた。
詳しい失敗談についてはこちらを見て欲しい。
今回は、発達障害の過集中の特徴と対策について詳しく書いていく。
※私の特徴や症状、対策であり発達障害は人それぞれの特徴、症状や対策が違います。
私の記事は、発達障害の特徴の一部に過ぎません。
自分で調べたり、本を買って学んだり、そんな事のきっかけになればいいなと思っています。
過集中とは?
その名の通り過度に集中した状態。
集中力がある事は悪い事ではないが、極度に集中状態が続くと、心身に影響が出てしまう。
自分の好きな事や関心のある事に没頭し過度に集中することで、必要最低限の日常生活にまで支障がでてしまう。
すべての発達障害の方が必ず過集中であるというわけではないが、発達障害がある人の中には過度に集中してしまうという特性が見られる事が多い。
過集中の強み
集中力が高い
時間や周りの環境に流されることなく、自分が集中したいことに取り組み、没頭することができる。
気づいたら何時間もたっているという事もあり、どんな雑音の中でも集中することができる。
高い能力を発揮する事ができる
一つのことに集中するおかげで、集中力を必要とする作業や仕事に対して高い能力を発揮したりできる。
人よりも作業をはやい時間で終わらせる事ができたりする。
専門的な分野で活躍する
自分の好きな事に没頭できる事で、専門的な知識や技術を深めることできる。
自分の得意な分野では大きな力を発揮する。
素晴らしい個性になる
集中力が高い、専門的な分野での高い能力は、個性として周りから素晴らしい個性と捉えられる場合もある。
過集中の困難さ
興味関心がないことに取り組めない
興味や関心があることには集中することができますが、自分の興味・関心が無いことには取り組むことが苦手な場合がある。
事務作業や期限がある必要事項でも、興味・関心が無いから取り組むのが難しい場合もある。
抜け殻のようになる
過集中状態が続くと、何にたいしても集中することができなかったり、やる気が無くなってしまったり、寝込んでしまう。
日常生活に支障をきたす
食事、お風呂、トイレなど基本的なことを忘れて没頭してしまうことがある。
体のSOSサインに気づけない
栄養失調・睡眠不足になり、睡眠障害に陥ったり、気づいたら倒れてしまったり、重症化してしまうことがある。
じゃまされると感情的になってしまう
私も過集中している時に、作業を邪魔されたり話しかけられると家族や周囲に当たってしまう事がある。
過集中の状態がある程度落ち着いてからの方が注意を受け入れやすい。
過集中への対策
タイマーを設定する
タイマーを設定して鳴ったら作業をやめる。
これができれば一番いいが、途中で邪魔される事でストレスが溜まったりしてしまう。
なので、過度に集中している状態に気づく第一歩のようなものでいいと思う。
視界に入るように合図を出して貰う
音や声掛けでは気づかない事が多いので、視界に入るように手を振ってもらったり、終わりなどと書いたカードを出してもらう。
周りに理解してもらう
理解してもらう事はとても大切だ。
無視しているつもりでなくても相手には無視しているように感じられてしまい、誤解を招く。
人と関係を築くうえでも理解してもらう事は大切だ。
過集中はいい事でも悪い事でもある
私はこの過集中のおかげで、テスト勉強など一夜漬けで暗記したり、本を一日に沢山読むことができたりとメリットも感じている。
だが、その代わりに体への反動が大きい。
過集中してしまうと数日は寝込んでしまい、予定をこなす事ができなくなってしまったり、学校に通えなくなってしまう。
デメリットに関しても多く感じている。
そのため、過集中はいい事でも悪い事である。
だが、過集中はうまく対策を取ることでデメリットを減らすことも出来る。
過集中状態になっても疲れすぎる前に休憩が取れるように環境設定する事が大事。
過集中と上手く向き合い、自分の長所にする事で大きな特技になる。