いかがわしいハナシ6

大学生でできたやばい彼氏の話です。

彼とは同じサークルで知り合い、私は元は別の子が好きでした。でもまあ、好きな人に好きになってもらえないことなんか多々ありますよね。このときも、まったく脈なしだったので、結構すぐあきらめました。で、その次に気になってた子にアピールすることにしたんですが、こいつがやばかった。そんなE君のお話です。

E君はいじられキャラで、サークル内でも何かにつけていじられたり時には頼られたりしていました。顔は醤油顔です。

ある時、サークルのみんなでご飯に行こうと言う話になりました。誰を呼ぶ？ってなったのですが、ここで私は誰にも声をかけませんでした。そして、みんな忙しいみたいとかなんとかこじつけておいて、2人でご飯にいくことにしました。

雨が降っていたあの日、ご飯を食べ終わると、お家に招待しました。
私「一緒にねよ？」
大学生男子の性欲にかこつけて、誘います。
E君「何もしないからね」
そうして横になっている時に、
私「前気になる子居るっていったじゃん？あれ嘘なんだよね。気にして欲しくてそう言っちゃった。気づかなかったでしょ？」と嘘をつきました。
E君「全然きづかなかった」
私「私と付き合おうよー」
E君「え、いやそれはちょっと…」
これはフラれていますよね。でも気まずくなるのが嫌すぎて食い下がります。
私「お試しとかでもいいからさ」
E君「んー、それなら…」
こうして、わたしの押し切りにより、2人が付き合うことになりました。

ただ、この日から2人の関係はだんだん変わっていくのです。
E君「こんなマナーもしらないの？」
「こんなん常識だろ？」
「そんなんも分からんの？」
彼のちょっとした暴言が増えていきました。

それと同時に彼のお母さんからの攻撃も始まります。
E母「まだ遊んでるの？」
「今日も泊まってくるの？」
「そんな彼女神経を疑う」

どんどんキツい言葉になっていく彼と彼母。
わたしもなんかやばいなと思ってましたが、何がやばいのかよく分からずに8ヶ月くらいがすぎました。

その頃、大学のジェンダーの授業をうけることになりました。
教授「今日は皆さんの身近に起こりうる、デートDVについて、お話ししていきたいと思います。まず、この一覧を見てください…」
ホワイトボードに映し出されたのはデートDVにおける、行動の主な一覧でした。

上からどんどん読んでいくと、うん、うん、あれ…？
そうなのです。全部当てはまっていました。これはこんな奴とはすぐに別れなくては…！
（この時私はセフ◯2人と浮気いっぱいだったので、こんな奴なのはわたしなんですがね笑）

そう思い立ち、怖すぎてLINEで別れを告げました。でも、彼は全然別れてくれません。
E君「前に、別れたいって言ったら引き止めてねっていわれてたし、そういうんじゃないだろ？」
以前の私を呪いました。よく覚えてたなコイツも。

そんなこんなで別れるのは泥沼化。
E君「別れるなら死ぬ」
クソ怖いわコイツ…。

友達たちの助けもあり、やっとのこと、4ヶ月の歳月を経てようやくお別れに成功しました。