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メモ:リサーチクエスチョン RQ 立案から論文生産のロードマップについて
本書は論文執筆におけるリサーチクエスチョン立案について、スキマ埋め Gap-spotting 型(=G型)と前提問題化 Problematization 型(P型)とに大別する。なぜならば、そのように区別することで、社会科学においてはG型があまりにも多いことがわかるからである。かつ、G型が蔓延している理由はそれが量産しやすく、また構造的にも研究者個人の自己形成から言っても、それを再生産するインセンティブがあるからだとする。しかし、本当に面白い研究をする可能性はP型でリサーチクエスチョン立案を行なった場合に出現し得る。したがって、G型のクエスチョンとP型のクエスチョンを理想形として区別した上で、P型に寄せたリサーチクエスチョン立案をおこなうべきだとする。
EAGLEメソッドという表を埋める形式で博士号取得までの見取り図を早期に自覚させ、何が必要なのかわからせるという手法を提唱している。