ブルタオフ@高尾山;※本記事は事実を基にしたフィクションです。
まさかのやすだ参戦
アルファツイッタラーの一人に安田という人がいる。我々もツイッタースペースでたまに語らう程度のマ・ドンソクである。たいへん気難しい男でふだんなら名古屋という土地から出てくることはない。だが、今回の登山にはブルタの友情に免じ、三顧の礼に応じて特別に来てくれた。圧倒的感謝というほかはない。
ねむ太郎とダツオ
ふかくさが高尾山の駅にいると、人込みに何気ない感じでサーファーのねむ太郎、コメディアンのダツオ、格闘家の安田の三名が入り混じっていた。ふかくさが全身真っ青の出で立ちなのに対し、なんと自然なコーデなのだろうか。しかし、ガタイのよい仲良し男性三人が密集すると、同性愛者の群れに見えないこともない。とにかく自然である。
iMacをかつぐねむ太郎に近づくと向こうも気づいてくれたようだ。ダツオも喜びの奇声を挙げる。
コミュニケーションは成功だ。敵対心はなさそうである。やすだはいつも通り怪訝(けげん)な顔をしていたが、おそらく異性がいないためだろう。あるいは、ブロック中のふかくさが現れたから機嫌を損ねたのかもしれない。とにかく気難しい男である。興奮した。
ピンキリぐほん
やすだ、ねむ太郎、ダツオ、ふかくさの4名で駅のそばにある蕎麦屋に入って蕎麦をすすった。ぐほんは「遅れます、6分ほど……」といってその30分ほど遅刻。これがぐほん時間であろうか。きっと離島に住んでいた時期が長過ぎたために、時間の感覚が狂ってしまったに違いない。かわいそうな男だ。
そしてぐほんはねむ太郎に会うなり、至極驚いた様子であった。「Twitterスペースの声とあまりにも印象が違う」というのだ。ぐほんにはまるでねむ太郎がどこかの「住職」のように見えたようである。バカいえ、iMacをかついで高尾山に登る住職がどこにいるというのだろうか?
だいたいピンキリぐほんのほうも、丸メガネをかけるなどして見た目をガンジーに寄せている。今更他人の見た目で驚くなど覚悟が足らないというべきか……あるいはねむ太郎ルックスのインパクトがあまりにも強すぎたのかもしれない。「いやあ、今回は功徳の高いメンバーが集まりましたなあ! はっはっは!」とやすだは高下駄を鳴らしながらのんきに笑っている。会ってみると意外とリラックスした器のでかい人物なのかもしれない。
愛野とブルタ
その後、愛野とブルタが到着したが、詳細は割愛。書くのめんどくさいから。
ゼロの使い魔・虚 kyo
今回は女性の参加者はいないかと思われたが、虚(きょ)さんという方が参加してくれた。今回の参加者の中では最年少(4歳)でもある。果たして高尾山(標高5,999m)を登り切れるのか心配であるが、一文字ハンドルネームの使い手だからだいじょうぶかもしれない。
いよいよ高尾山に登る
高尾山に登るルートは複数ある。だが、我々はそのもっとも険しいルートを選んだ。途中、絡まった木の根や落石、ダムの放流、崖に咲いた可憐な一輪の花を取ろうとしてダツオが死んだり、愛野が崖から落ちて首がもげたりしたが、全員無事に下山することができ何よりであった。ブルタは四六時中鞍馬天狗のポーズをしていたため、観光客から写真を撮られまくられていた。やすださんは虚さんにプロポーズしたが断られていた。私は弱者異常独身中年なので疲れてしまい、駅の売店でオナニーホールを買って多目的トイレで一息ついていた。
たのしいオフ会だった。
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(1,577字、2024.11.14)