My man
友人のことを書こうかと思います。
中学の同級生が結婚します。彼とはものすごく仲が良かった訳ではないのですが、折に触れてあったり、連絡をとったりしてました。とはいえ、最後に直接会ったのは成人式なので、まあまあ時間が経ってしまってしまってますが…
部活の違った彼と私が仲良くなったきっかけは楽器でした。当時、周りでギターをやってたのは彼くらいで、そのことでいろいろ話したりしました(音楽の趣味はあんまり合わなかったけど)。
あとは、彼のお姉様が高校の軽音楽部に入っていて、その演奏を見に行ったのがライブハウスデビューでした。あの時のバスドラの「字義通り」の衝撃は今も新鮮に思い出されます。当時の自分は、まさか趣味レベルとはいえ10年以上先まで音楽を続けて、自身もステージに立って何度かライブをすることになるとは思ってもないことでしょう。わからないもんです。
音楽以外で強烈に覚えているエピソードがあります。大学の夏休みのことですが、久々にあった時に彼が放ったひとことが未だに忘れられません。その時は当時の近況をお互いに話していたのですが、大学の勉強があまり面白くないといった趣旨の話を私がした時に、彼は物凄く自然なトーンで「何しに大学行ってんの?」と訊ねてきたのです。
というのも、彼には中学当時から夢があり、それを学べる大学に進学していたのです。そして現在、その夢を叶えて当時から掲げていた職に就いています(本当にすごい)。そんな彼からしたら、私の不満はさぞかし不思議なものに思えたに違いありません。この時からすでに5~6年経ってますが、依然として自分が何をしたいのか分かっていないのが悲しいところです…
夢を実現できる人は一握りだなどとよく言いますが、夢を見つけられる人自体そもそもすごいなと私は思います。中学時代に掲げた夢を実現させた人間が自分の近くにいることが、本当に嬉しいですし、心の底から尊敬してやみません。
結婚式に呼んでもらってすごくありがたく、久々に会えるのを楽しみにしてましたが、コロナの影響で参加を見送ることにしました。その件で電話を昨日かけて、久々にいろいろ話すなかで、前述のようなことがグルグルと頭を巡ったので文字起こししてみました。落ち着いたら、直接おめでとうと言いたいですね。
https://music.apple.com/jp/album/my-man/635765828?i=635765934