無き道を歩むこと。
自画自賛だけど
僕の映画作りは、
面白い。
短編映画『潮時』
の制作が本格始動しております。
今日は、僕にとって最も重要で最も不安で最も楽しみにしていた
『ロケハン』
の一日でした。
自分の映画の最大の魅力の一つは
『ロケ地の力』
だと思っています。
作品に説得力と情緒を与えてくれる最強の武器です。
だけど、僕のロケハンは、少し普通とは違うと思っています。
僕が描きたい世界を、全国津々浦々から探し当てる。
ネットに載っているような場所ではなく
生の
生きたロケ地を探し当てるんです。
しかも、無償で貸して頂く。
これは、まるで宝探しみたいなものなんです。
宝は見つからない方が当たり前だと思いますが
見つけなきゃいけない。
しかも僕が納得するロケ地でないとヤダ。
だからハードルが一気に上がるんです。
僕のスケジュールの都合もあり、どうしても今日の1日でメインロケーションを見つける必要がありました。しかも『家』を丸ごと一軒貸してくれっていうんだから、なかなかのものです。
『莉の対』でやった事の繰り返しですが
自分の足を動かしまくって
実際に目で見て、肌で感じ、
撮影や俳優の芝居を考えながら
納得できるまでロケーションを探し求める。
マジで道がないところでも無茶して行って見ないと気が済まない。
気づいたらそこからこんなとこまで来ちゃいます。
さすがに『家探し』は難航しました。
いい感じの家が見つかっても、飛び込み営業ではさすがに何度も断られました。
だけど、
嘘でしょ!?
というような優しい方々との出会いがあり、メインロケ地の家も、そしてキャストやスタッフが寝泊まりできそうな場所もお貸し頂くことが決まりました。しかも、無償です。マジかよ。
『莉の対』の時もそうだったんですが、
僕たちに協力するメリットって本当に何もないんです。
それでも手を差し伸べて下さる方々って、ほんと、間違い無いんですよね。
お金を払って場所を借りるのは簡単ですが
頭を下げまくってお貸し頂いた事への感謝の気持ちはずっと残るんです。
そこには疑う余地のないくらい明確な「厚意」を感じ取れるからです。
その厚意に応えたい。
だからこそ、ロケ地への愛着がわきます。
愛情が生まれます。
したら、なんか奇跡が起こるんです。
僕は、この感覚、この連鎖が好きなんです。
今日1日で全てのロケ地が見つかりました。
奇跡の始まりですね。
どのロケ地も
愛しかない。
良い映画作るど!
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