THE NOBLEST ART IS...
初夏のプチジャーニーが始まりました!!!
映画の上映もあります。
写真展もあります。
次回作の準備もあります。
執筆活動もあります。
多色な僕たちの初夏・プチジャーニーが始まりました!!
相変わらず『莉の対』は僕たちを色んなところに連れってくれ、色んな人に出会わせてくれ、色んな経験をさせてくれます。
僕たち『莉の対』の制作部は、全員がそれぞれの始発電車に乗り、朝一の飛行機に乗って旭川空港に帰ってきました。
制作部のあお兄と若奈は、旭川空港に着いて辺りを見ると、馴染みがない感覚だったそうで、そう言えば彼らはクランクアップ(2023年1月)以来の北海道で、雪がない景色は初めてでした。
もうなんだかずっと一緒にいるので、何度も一緒に北海道にも来ている感覚だったのですが、撮影の時以来でしたね 笑
と言いつつも、雪がない北海道は僕にとっても馴染みが薄いです。
やっぱりどうしても物足りないというか
僕は雪景色を愛しまくっているようです。
だけど、昨年の秋に執筆の為に滞在した北海道の秋は、僕に沢山の美しい景色を魅せてくれました。
それはとても味わい深く、雪景色にも勝るとも劣らない『哀愁』の美しさがありました。
僕はその美しさをまだ描いたことがないので、自分が描くその世界を見てみたいのです。
さて。話を本筋に戻しまして。
北海道に着くと、まずは東川町で明日の上映会についての打ち合わせを町役場の方々と行いました。
いよいよお世話になった町への恩返しの時がやってきたのです。
上映会は明日、6月22日。
少しでも。少しでも町民の皆様にとって実りのある時間となりますように。
そしてお次は、楽しみにしていた
カメラマンの三浦太輔さんと僕の
写真展『dark side of the moon』
に行ってきました!!
文化ギャラリーという、最高の場所での展示会。
4ヶ月前に東川町に撮影で来たときに色んなギャラリーを見学しました。
そして僕が「絶対にここが良い!」とゴリ押しした場所で写真展の開催が決定しました。
僕たちが間借りしているスペースは写真展用というより、倉庫として使われたり公演会が行われたりする場所だそうで、最初にこの部屋を見たときにどうやってこれを形にするのか?と悩みました。その状態のこの場所を見ていたので、今日行ってみて素晴らしい展示スペースになっていたことに感動しました。
それを全て1から作って下さった太輔さん、本当にありがとうございました!!!しかなかったです。
太輔さんが撮る風景の写真。
素晴らしかったです。身内の贔屓目なしで。
心から、素晴らしいと思いました。
僕は映画の中で風景を切り取る事に情熱を燃やしていますが、そんな僕をねじ伏せるかのような極上の作品の数々。
美しい、という一言では言い表せない、「良い!!」が詰まっていました。
そして、その風景の中に自分がいることも、アクセントになっている気がしました。
風景だけでは完結していない何かを、僕を使って太輔さんが埋めてくれたような、そんな思いをしながら僕は写真を眺めていました。
あと、僕が思っていたよりずっと赤裸々だったので、海外のアートを見ている感覚もありました。僕が求めているのはここなんだと。そしてまだまだ到達できない僕の弱さもあります。それも含め、今の自分。ですかね。
みんなでキャッキャしながらの写真展でした♫
6月22日、朝11時から太輔さんと、特別ゲストの写真家・大塚友記憲さんとトークショーを行います。二人の写真家に挟まれる、最近風景写真家を演じた男との3ショトークショー。なかなかの顔ぶれです。
写真展は東川町文化ギャラリーで今月23日まで開催中です。
ということで!
僕たちは一路、札幌に向けて車を走らせまして、途中でキャストの鈴木タカラさんと勝又啓太さんをピックアップし、全員集合でサツゲキへGO!
念願だった『莉の対』、北海道での上映がとうとう実現しました。
上映前なので語れることも少ないのですが、それでも今日の登壇は楽しくて、僕たちらしく色んな事を生き生きとお話しすることができたのかなと思いました。
今日の上映には、北海道の方だけでなく、東京や他府県から駆けつけて下さった方も多数いらっしゃいました。
そして、
本作のロケ地である『占冠村』の阿部さん&娘のいろはが観にきてくれました。
僕がロケハンの時に初めて阿部さんと出会った日から、もう丸2年が経ちました。その間、阿部さんにはどれだけお世話になったか。何度もお会いし、何度もやり取りをしながら、なのに今日の日まで、作品を観て頂くことができていませんでした。
なんだかくすぐったいような、怖いような、色んな気持ちでしたが
それでも、僕たちが阿部さんと一緒に作った作品が、阿部さんの元に届いた事が心から嬉しかった。
僕は阿部さん達の協力を得ながら作品を作らせてもらいましたが
それ以上に
いっぱい幸せな時間をもらいました。
サツゲキの階段には、こっそりと色んな名セリフが描かれていました。
THE NOBLEST ART IS THAT OF MAKING OTHERS HAPPY.
最も崇高な芸術とは、自分以外の誰かを幸せにすることだ。