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私のデスク 愛情過多。

今夏は大工さんや材木屋さんのYouTubeをよく観て、木材について勉強しておりました。


色んな木(もく)の種類がありますが、僕は栃(とち)という木に惹かれて、ずっと栃の一枚板を探していました。

僕が欲しいサイズ、色味、形がなかなか見つからなくて、あっても目が飛び出るほど値段も高くて、毎日ため息をつきながらここ1ヶ月ほど過ごしておりました。









そんな折、一枚の板と出会いました。


長さ180cm、奥行き75cm、暑さ6.5cm



全てにおいて申し分なく、値段も驚くほど安くて

「え、これ大丈夫?」

と心配になるくらいで。



オークションで出されていたので、入札期日が近づいてくると画面と睨めっこしながらずっと落札の時を待ちました。

そして無事最低価格で入札ができました。

出展者に連絡してみたところ、僕と同じ和歌山の方で、なんとなくそういうところでも運命を感じつつ、とても丁寧にやりとりして下さってその価格で譲って頂くことになりました。





そしていよいよ嫁入りするかのようにその娘が我が家にやってきました。

重量が約50キロ。
巨大な栃の一枚板という名の嫁が箱に入ってやってきた。

ドキドキしながら梱包を開いてみたら、画像で見るよりもずっとずっと素敵で。


ほんっっっっとうに綺麗な子で、

サラサラすべすべしてて、頬ずりしたくなりす。

綺麗な杢目
愛着の湧く耳


もう完全に恋に落ちました。




ただの一枚板なので実用できるようにするために脚をつけてあげないといけません。

普通であれば、そのままネジをぶち込んでやればいいのですが、何せ綺麗な一枚板なのでそんなもので傷物にしてしまうのが嫌で。ずっと長い間使っていきたいので、丁寧にドリルで穴を開けて、鬼目ナットをかまし、ボンド付して、ネジを取り付けるという手順で施工してあげました。





が、



困った。

トンカチがない。

必要なドリルやネジが揃ったというのに。

コンビニに行ってみたが、さすがに売っていなかった。

なので、

こちらの木は元々うちにあったパイン材の机


石を拾って帰ってきた。


こいつが意外にもいい仕事をしてくれた。

思いがけない石との出会いに助けられたよ。





スタンディングの調整ができる昇降式のデスク脚を取り付け、ベースは完了。

ですが、その脚自体も30kg以上あるので、机だけでも80kg オーバーで、机を起こすだけでも相当大変な思いをしました。これは二人以上でやる事をおすすめしますね。


大切な天板を傷つけたくなかったので作業も丁寧に行いまして、ここまででも結構時間がかかったのですが、ここからはさらに数日かかってしまいました。


デスク周りの壁紙をさらに張り整え

完璧な配線整理。に命を燃やしました 笑


何せ机が58~123cmまで昇降するので、適当に配線を隠すという雑なものじゃなくて、パーフェクトな配線でないと。


やり始めると気が済まないのです。


配線トレーを取り付け、その両端には配線モールを這わせ、ネット配線やメインの電源ケーブルは一本にまとまるようにスリーブで覆いました。

モニターアームの取り付けも、天板の厚さが7cm近くあったので本当にギリギリ取付ができて一人で万歳三唱しておりました。


机の真下から見た図

一番の恥部を見せている感じですが、それでも綺麗にまとまっていると思います。


モニターの位置や可動域、PCにつながっている配線の数々、スピーカーなど全てのバランスを取るのが結構難しかったのですがようやく完成しました。












ちょっと殺風景じゃないか?と言われそうですが・・・

いかがでしょうか?



僕はこのくらいミニマルな感じが好きで。







木の暖かみに緑をプラスして、マットブラックとシルバーを基調とした機材で統一しました。





こうしてnoteを書いている時間や

朝、珈琲を飲みながら読書をする時間がすごく好きになりました。


これから映画の編集の時間も増えるでしょうし

バリバリと働いていきたいと思います。







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