北国からのお誘い。
舞台が一本(東京公演)が終わりまして、次の大阪公演まで10日ほど開きます。昨夜の東京千穐楽を終え、ホッと一息。
まずは蛇足から。
私ごとですが、ようやく筋肉が全盛期の膨らみを取り戻しました。
昨年の夏頃に一念発起して鍛え始めたのですが、秋頃から長期で東京をあけることが増え定期的に筋トレができなくなったり、女装の役があったりで、ずっと鍛える事ができず放置してきてしまったのです。
マッスルメモリーというものがあって、ちゃんと鍛え直したら、過去の筋肉量まで戻ってくれるというので、20日間ほどかけてようやく戻りました。筋トレ嫌いなので毎日泣きそうなのですが、涙の分だけ自分史上最大にマッチョなうです。マッチョだけど、絞ってないから、ふっくらしています。炊き込みご飯くらいふっくらしています。自分を変えるための一つでもあるので、地道に頑張りますね。
さて。
今日からnew daysの始まりです。
舞台の良いところは、千秋楽が終わった次の日から、「さあ!新しい日々の始まりだ!」と心機一転できるところです。
今日は朝からうちの映画制作チーム、弊社の頭の文字をとって
”ノーセイント” (No Saint.&Bloom という社名)
と僕たちは呼んでいますが、ノーセイントの制作部でミーティングがありました。
映画制作実現への作戦会議です。
僕が舞台中にそれぞれが動いてくれていた事の報告と、次に向けての作戦会議。だけど、僕が動けるようになるのは来月から。
僕の今月の最大の目標は「長編映画『朱鞠』の第二稿を完成させる」なのです。
朱鞠内湖の歴史やそれにまつわる人々の資料を月初より読み漁り、脳内にぶち込んできました。9時間を超えるドキュメンタリー映画も手に入れました。
おかげで一気に理解が深まりました。
と、同時に、分からなくもなりました。
僕はプロパガンダ映画を撮りたいわけじゃないから。
どうやったらカンヌに行けるか。僕の色味で。
そればっかり考えています。
そして、資料達もまた、10年程前のもので更新が途切れてしまっているものが多かったため、今日は思い切って北海道のとある大学の教授に電話をしてみました。
朱鞠内湖の歴史について、近年の情報が知りたい。
と。すると、別の先生をご紹介頂きまして、1時間も電話で話してしまいました。そしてその先生からもどんどんと次に繋がるような方々をご紹介して頂けることになり
あれよあれよという間に「じゃあ今週末会いましょう!」となりまして、僕はまたしても北の大地に飛ぶことになりました。
北海道ではもう初雪が降ったそうです。
脚本のために、雪が積もってしまう前に見ておきたい場所がありました。
だから、良い機会が訪れました。
僕はラッキーだ。
行きたいな、と思っていたタイミングで、行くしかない!!!という事が舞い込んできたわけですから。
北海道は冬が綺麗だけど、晩秋は恐ろしいくらい美しい。
昨年見た晩秋の北海道が忘れられない。
またその景色が見れることが楽しみで仕方ない。
どうしても。
どうしても撮りたいよね。
どうしても実現させたい。
無茶苦茶ハードルが高いけど
これを飛び越えられたら、世界が変わるはず。
僕たちの挑戦は始まったばかりです。