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長旅、行ってらっしゃい。




本日、

長編映画『莉の対』

関係者試写会を行いました。


キャストの森山祥伍さんと


映画館での上映はまだもう少し先ですが、一足先に関係者の皆様をご招待して、僕たちの映画を観て頂くことができました。


海外で観て頂くのとはまた全然違った緊張感がありました。

一般のお客様ではなく、業界関係者様に観て頂く怖さがあります。

一般のお客様に観て頂く際は、またそれとは違った怖さもあります。




ロビーでお客様を

『長旅、行ってらっしゃい!』

と言って試写室にご案内しました。




ヨーロッパではすこぶる受ける莉の対ですが、逆に日本では半分のお客様が気に入ってくれれば御の字・・・というくらいに思っていました。

それでも、誰一人途中で逃げ出すこともなく最後までご覧頂きまして、終演後のロビーでは様々なご感想を頂くことができました。

もちろん、目の前の監督に面と向かって「面白く無かった」という人はいないということも分かっています。

それでも、自分が想像していた以上に、この作品をキャッチして頂けた感触がありました。どんなご意見でも、こんなにも嬉しくてありがたくて、心から「ありがとうございました!」と言えるものなんですね。


テアトル新宿での国内上映に向けて、少し自信になりました。





プラス、『莉の対』のパンフレット制作も同時進行しました。

キャストの撮影とインタビュー、対談など、相変わらず全セクション担当なのでこの数日間はそれに向けての準備もなかなか急ピッチで進めていました。

当然、撮影も自ら。

彰夫も相変わらず頑張ってくれたよ。

ほんと、俺らはずっとこうだよな。

いつまでもカッコ悪く、カッコ良くいたいよね。






実はですね、本当はもう試写会をやる必要が無かったんです。

オランダでの上映も済んでいますし、通常の映画で試写をやる目的が、莉の対にはほとんど当てはまらなかったので。

それでも、試写をした理由は様々あります。そして、

試写会をやります。はい、ぽん。

とできるわけではありません。

そこには沢山の準備がありました。


まず僕が一番『莉の対』を上映したい!と思える試写室を見つけるところから、実際に足を運んで見学し、少なくはないお金を支払って試写室を借り、上映素材を作り、ご案内用のプレス文を作り、パンフレットを作り、一人一人案内文を送り、そもそも案内文を送る人をネット上から片っ端から探しあて、キャストをアテンドし、ヘアメイクを用意し、オンライン用の素材も作り、当日お客様をアテンドする。

いつも僕はいちキャストとして何も考えることなく試写会にポンと行って映画を観て帰るだけだったけど、ここにもこれだけの仕事があったんだなって。


もう何ヶ月も毎日のように夜中までグループラインが鳴り続ける莉の対制作部。

今回の試写会の成功は、彼ら彼女の頑張りなくしては成し得ませんでした。

別にスポットライトが当たるわけではない部署だけど

僕は彼ら彼女らにバチバチに眩しいくらいのスポットライトを当てたいけどね 笑




ということで、僕はまた、想いを強くできた1日でしたので

いい1日でした。




明日からは地獄の日々です。

本編の再編集が始まります。

やだーーーーーーーーーー。

俺何年莉の対やってんだよー。

あと、決算も始まる。

やだーーーーーーーーーー。




やだやだ、じゃないよね。

俺が選んだ道だから

俺がやりたい道なんだよ。

しんどいけど、苦労は買ってでもするんだよ。

それが力になる。

感謝感謝。



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