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36枚。




36枚撮りのフィルムがようやく撮り終わったので、現像に出してきました。






一番最初に出てきた写真を見た瞬間、グッときました。






慎也と光莉



他愛のない1枚なんですが、これは僕が映画『莉の対』のワンシーンで実際に撮影した写真です。




2年前も写真なので、そういうことも含めて、フィルムカメラの味わい深さを感じます。





いくつかフィルムカメラを持っていますが、この子が僕の一番の宝物です。


他のフィルムカメラの方がコンパクトで持ち出し頻度が高いので、どうしてもこの大きいカメラを使用する機会がないのですが、ゆっくりじっくり撮り溜めていく36枚も悪くないですね。






2023年冬。




2024年春。




2024年夏。






そして2024年初冬。


36枚目の写真がこれだったことも、グッときました。



短編映画『潮時』でお世話になった、立島さん。


ロケ地に使うでもないのに、ご自宅を丸ごと僕たちに自由に使わせて下さいました。キャストやスタッフが寝泊まりしたり、待機場所として何十人も出入りするというのに、嫌な顔一つせず、全面的にご協力して下さった恩人で
す。

僕たちが東京にいる間も、色んなロケ地を探して写真を送ってきて下さいました。

撮影で使う川が台風の影響で水嵩が増して、役者の芝居ゾーンが確保できなかった時、僕が「埋め立てましょう!」という無茶な事を言っても、「よし!」と言って土木作業を手伝って下さいました。

クランクアップ後は、バーベキューをご用意して下さいました。撮影に参加した子供達にとっても田舎で過ごした一夏の良い思い出となったはずです。

大きな御恩があるのです。











フィルムを巻取り、新たな一本を装填しました。


次の36枚は、どんな写真が撮れるだろうか。


とても、楽しみですね。

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