東京クランクイン
朝から必死で機材を運んでいると
激震が走るようなニュースが流れてきた。
まるで信じられないような内容である事は理解できるものの
自分の頭の中が別の処理しなければいけない事でいっぱいだったため、いまだに語るべき言葉を紡げないでいます。
夕方にはまた追加で訃報のニュースが届き、まるでついていけておりません。
きちんと情報を整理できていないまま何かの意見を発信するのは控えようと思います。
なので、今日は僕にとっての記念すべき第一歩、いや、第二歩、いや、第三歩目くらいの大事な日であったことを書こうかな。
映画『莉の対』はとうとう東京シーンの撮影初日を迎えました!
オーディションだって、顔合わせだって、北海道撮影だって全部山場でしたが
やっぱりここからが本番なんですよ。
記念すべきTokyo 1st shootingは、主演の松下光莉役、鈴木タカラさんを迎えての撮影になりました。
撮影自体はめちゃくちゃ短いカットなんですが、それでも初めての事尽くしで、スタッフのみんなもそれぞれ一つ一つ手探りで各セクションを回してくれました。
自分でカメラのセッティングをして、録画ボタン押して、カメラの前に立って、機材担いで帰って、自分で編集して、衣装も小道具も全部自分で用意して
それらの一つ一つの仕事がが少しずつクルーのみんなの手に渡っていっています。
ありがたいことです。すごく。
今日の撮影は実際に公演中の団体様に撮影協力をして頂き、撮影させて頂きました。
杉並ファイブさんの『ダカソレ』 10日(日)まで荻窪のオメガ東京で公演中です。
実は水野さんとは1年くらい前に一度ゆっくりと話したことがあって。
あの頃はまさかこんな長編を撮るなんて夢にも思っていなかったので、あの頃は彰夫と短編撮ってるんです!と熱く語っていたんですよ。
1年後にこんな形でご協力頂けるなんて。繋いでくれた縁に感謝です。
余談ですが、光莉役の鈴木さんがフィルムカメラを持ってきていたので
一人で機材萌えしておりました。
フィルムカメラかわいいねぇ。
仕上がりも味があって、たまんねーすよ。
これ確実に沼なんで、フィルムカメラに手を出したら僕は間違いなく溺れてしまいます。
だけど、今回は写真家の役なんで写真の沼に溺れてみるのもありかなぁ。
いや、もっと他にすることがあるだろう。
むう。
ということで。
帰ってきて早速撮影したシーンを繋いでみました。良い出来です。
これからどんどんクランクインしてくるキャスト達、そしてクルー達とみんなでこの作品をクリエイトしていこうと思うのです。