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一番の大仕事。
長編映画『莉の対』
随分とこの作品と時間を共に過ごしてきましたが、
とうとう最後の船旅である
国内劇場公開が始まりました。
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初日、そして二日目の上映にご来場くださった皆様、心より感謝申し上げます。
初日はほぼ満席。そしてついに今日の上映では念願だった『全席完売』を達成しました。
こんな素晴らしい景色をプレゼントしてくれて本当にありがとうございました。また一つ、ミラクルが起こりました。
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この映画がまだ世に出ていない頃に、知り合いの映画監督から言われました。
「映画館でお客さんに観てもらって初めて、『監督』になるんだよ」
って。
だから僕はようやく、日本でも『監督』になることができたのかな?って思います。
でもそれは、偉くなったのではなく、責任が生まれるということです。
この責任が、何かに成る、ということなんですかね。
その責任というものはもう少し怖いものだと思っていたのですが、想像していた以上に、色んな人の感想を聞いて嬉しいと感じている自分がいます。
なんだろな、これ。
多分、『莉の対』は自分で描いた作品だけど、僕にはこの作品をもう少し考察したい欲があるからかもしれません。
内容の事もそうだし、技術的や演出的な側面も全て。
否定的なコメントですら、面白い。
「役者バカ」という言葉がありますが、僕はもう完全に「モノづくりバカ」になっているんだと思います。役者でもあるし、監督でもあるし、カメラマンでもあるし、作家でもあるし、裏側もやる。だから、俺全方位クイックルワイパーなのかな?ってくらい何でもみんなの意見を吸着してる気がします。
芝居の事、脚本の事、カメラワークの事、画作りの事、興行収入の事、デザインの事。全部が僕の関心領域の中に入っている。
学びたい。吸収したい。今よりも良い作品を生み出す力が欲しい。
僕の頭にはそれしか無いらしいです。
どうやら、『監督』は僕にはあんまり似合わないですね 笑
もう少し別の何かなんだと思います。
純粋に、僕が観たい、具現化したい世界を作りたいです。
少し話は逸れましたが
そんな純粋な気持ちで始めた、第一作目の長編映画作り。
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最初はたった二人でした。
愚かな僕たちは、僕たちが描きたい世界を実現させるため、何度もトライアル&エラーを繰り返しながら
日本中を駆けずり周りました。
気づいたら、沢山の方々が手を差し伸べて下さり
いつしか海外にまで連れ出してもらって
そしてようやくこの時を迎えることができました。
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僕たちの最後の仕事は
作品を日本中に、そして世界中に広めること。
そして
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これが一番の大仕事です。