僕らのゲームはどこに行ってしまうのだろうか?(1)
最近PS5が発表になり自分が体験した僅か十数年に起きた業界の出来事をまとめてみる。
まず00年前半の話
最初に触ったハードはPS2だった。
潰れたある会社のゲーム開発部隊をそのまま買い取ってゲーム部門を作っていた所。
当時な開発機、通称devkitは管理が非常にずさん。会社の管理番号が張られたままオークションに売られていた。演算能力がミサイルに利用されると輸出規制が噂される時代。倫理もクソもない時代。
とりあえず動くもので1万本いかなくても採算は取れていた。開発は常にメモリ、セーブデータとの戦い。メモリの1bitは血の一滴とも。確かにオンラインでアップデートなんてできはしない。バグがあったら第2版とか出してた。バグでセーブデータが壊れたらカスタマーサポートにメモリカードを郵送してね❤️だった。おかげでソニーのマスターチェックが非常に厳しく「どうやって見つけたの?!」みたいなバグ報告がくる。自分がいた頃はeメールだったが数年前はFAXだとその情報が18時くらいにきてその日のうちに直せってそりゃ徹夜になるよね。この頃のゲーム業界が巷で言われてたブラック状態。ずっとマスターディスクは郵送じゃなくてプロジェクトの偉い人が直に提出しに行っていた。
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